![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51646824/rectangle_large_type_2_1efadace89e894987ac62d32247518c6.jpg?width=1200)
5月7日 組織社会となる知識社会
おはようございます。昨日の
からの続きです。
#ドラッカー #365の金言 #5月7日 #組織社会となる知識社会 #専門化した知識は単独では何も生み出さない 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のテーマ:組織社会となる知識社会
今日のアクションポイント: #自分が意図する組織への貢献について上司と同僚あての手紙を書いてください 。
#自分と同僚の貢献がどのように結びついて全体の成果を生むのかあなた自身の考えを書いてください 。
専門化した知識は、それ単独では何も生み出さない。仕事に使われて、はじめて生産的な存在となる。ここにこそ知識社会が組織社会になる原因がある。組織の機能は、共有する目的のもとに、専門家した知識を統合することにある。知識労働者が成果を上げる上で必要とする継続性をもたらしてくれるものは組織だけである。
専門的な知識は、それ自体では何も生み出さない。組織あってこそ、という提言である。ここ数年、失業率は低下傾向であったが、昨年以降現在はコロナ不況ということもあり、企業は固定費である人件費削減によるスリム化をおこない、どんどんリストラが始まっていると聞く。
失業したザマアミロではないのだ。
ナレッジワーカーは組織を失い、単なる知識者となっていて、活躍の場がないのは、彼(彼女)の収入減はすなわち1人あたりGDPのダウンx失業人数分=日本社会全体が非生産的かつ大きな損失、となってしまっている。
GDP主義者というわけではないが、知識専門家が活躍できる場が国内から失われると、海外に求め、そして、海外ではそこそこいい収入になっている、などと「頭脳国外流出」という状況が国力低下を招いている。
たとえば、ほんの数年前、2006〜9年の金融不況時には、白物家電など付加価値がないと切り捨てられた知的エンジニアたちが中韓のメーカーへ転職せざるを得なくなったことによって、日本の家電は壊滅し、10年後の現在は、反対に中韓家電メーカーの成長が実現に結果的に日本国が力を貸す形となり、一方で、わが国の産業は壊滅、という因果が生まれている。
国家的に見れば、1人の日本人エンジニアへの教育投資額だけ日本が行い、そのリターンは隣国に取られ、「まる損」である。そして、日本メーカーからリストラされ、切り捨てられた、と感じている当のエンジニアは、愛国心を失い、逆に、産業スパイとして、敵のために働く人材へとミスミス、敵に塩を送る羽目になっている。
我々日本が得意なところは、短期思考による最適化である。だが、短期思考での最適化は、逆を言えば、中長期的戦略思考の欠如であり、中長期を見据えた行動である。
100年前の1920年ベルサイユ会議が日米対立の火種をうみ、満州や中国進出への野望と20年後の日米開戦につながった。それは敗戦となり、米国の中国大陸進出の野望が中国共産党の成長と朝鮮戦争につながって日本の発展に貢献した。また、戦後、繊維、家電、自動車など様々な分野でぶつかった日米貿易摩擦は1985年プラザ合意によりわが国の経済敗戦となり、そのため、日本の中共進出へ舵を切ることになり、国内には「失われた平成30年」という経済的損失を招いた。
「今ここ」に集中した結果、長期的視点と因果応報を読み解く力を持たず戦略的に敗戦してしまう、という悪癖を繰り返すことからそろそろ脱したいものです。
戦略的思考を対話を通じて学んでいます。
今日もやっていきましょう。
いいなと思ったら応援しよう!
![ごんごんごんちゃん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/15113434/profile_a86de8e63a737b55d87164ffc6527693.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)