買収される側よりも、買収する側にこそ貢献。 12月13日 What the Acquire Contributes 企業買収の成否


#12月13日
#What_the_Acquire_Contributes
#企業買収の成否

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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さて、

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今日もあなたが良くなりますように。

今日のテキストは、昨日に引き続き、『 #マネジメント・フロンティア 』30章  #企業買収成功のための5つの原則  1986年版では313〜317ページ、eラーニング教材『企業買収戦略』と思います。

 (1)企業買収は、買収する側が買収される側に対して何を貢献できるかを検討し尽くして、初めて成功する。いかに買収による相乗効果が魅力的に見えようとも、買収される側が、買収する側に対して何を貢献できるかが問題なのではない。

同書、313ページ

買収される側、ではなく、買収する側がお金だけでなく、何で貢献するかが大事とドラッカー。この視点は目から鱗ですよ。今、業績悪化した企業を資金力のある企業が買収するM&Aが盛んになってきている。買収される側を呑み込む、そんな考えで行なっている企業も少なくないように感じます。しかし、買われる側に対して、新オーナー側がどう貢献して、より良くしようと考えているのか、ということは、なかなか表になりにくいことですし、軌道に乗るまで時間もかかるわけですから。

より良い明日を作るため、今日もやっていきましょう。

企業買収は、買収する側が買収される側に
何を貢献するかによって成否が定まる。

 企業買収はいかに相乗効果が大きそうに見えようと、買収される側が買収する側に何を貢献するかではなく、買収する側が買収される側に何を貢献するかを検討しつくして、はじめて成功する。
 もちろん、買収する側が貢献するものは多様である。マネジメント能力であることもあれば、技術上あるいは流通上の強みであることもある。だが、それは金以外のものでなければならない。金で十分ということはありえない。
 トラベラーズによるシティバンクの買収は、買収する側のトラベラーズがシティバンクに貢献できるものを検討しつくしていたがゆえに成功した。シティバンクは世界中に進出し、かつグローバルなマネジメント体制を確立していた。しかし、扱う金融商品が時代遅れになっていた。幸い、トラベラーズは優れた金融商品を揃えていた。トラベラーズは、シティの優れたマネジメント能力と流通システムに貢献することのできる商品をもっていた。

(『マネジメント・フロンティア』、eラーニング教材『企業買収戦略』)

ACTION POINT
企業買収にあたっては、相乗効果よりも自社による貢献を先に考えてください。

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