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機器の進化についていけない人が現場リーダーの悲劇

蒸気機関の初期の時代には、航続距離やその他の点で、かえって兵器として帆船に劣る面が多いとして、特に伝統的な戦術習慣を非常に重んずる英国の海軍などでは、その採用に踏み切るまでに、極めて永い論争の時代があったくらいである。

そのようなわけで、最初のうちは、特に蒸気機関を採用した軍艦のために編み出された海戦術もなく、いわばなし崩しに単縦陣だの、また横陣などという帆船時代の戦闘隊形をそのまま適用していたに過ぎない。

ただ、大砲の射程が延長されたために、だんだん遠くから射ち合うようになったことは事実である。太平洋戦争における大きな日本海軍の敗因は、帆船時代のネルソン(英国の提督1758-1805)の戦術にあまりにこだわりすぎたためだったと言ったら、奇異に思う人も多いだろう。

けれども戦術の基本というものは、それくらいなかなか変わりにくいものなのである。1971(マッキンダー&曽村保信bot より) https://twitter.com/MackinderBot/status/1373994621785632777?s=19

兵器や戦艦というハードウェアが進化すると、戦い方、戦術というソフトウェアも変わる。

だが、その変化に現場責任者が追い付いていなければ、リーダー失格である。機器の長所を理解し、習熟した人物を抜擢し、設備の長所を最大限引き出す「新たな戦術」を生み出す必要がある。

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