1月14日 The Managerial Attitude マネジメント的視点が鍵
お早うございます。
今日も #ドラッカー #365の金言 からスタートしていきましょう。
本日のテーマは、 #1月14日 #The_Managerial_Attitude
#仕事の最前線にマネジメント的視点をもたらすこと
#それ自体が1つのイノベーションである 。
あらゆる生産手段のうち、人的資源ほど効率の悪いものはない。この人的資源の活用に成功したわずかな企業が、生産性と産出量の飛躍的な向上を実現する。人的資源こそ生産手段の主たる機会である。したがって、今日関心を集めている設備や技術のマネジメントではなく、人材のマネジメントこそが最大の関心事でなければならない。
しかもわれわれは、人的資源の生産性をもたらす鍵が何であるかを知っている。報酬や手法ではない。考え方としてのマネジメント的視点である。仕事と製品をマネジメントの目で見ること、すなわち、それらのものを全体との関連において見ることである。(『新しい社会と新しい経営』)
ACTION POINT
#あなたの組織に 、
今日の提言は「新しい社会と新しい経営」(1950年発刊)より。自分は未入手。未読です。
あらゆる生産手段のうち、人的資源ほど効率の悪いものはない。この人的資源の活用に成功したわずかな企業が、生産性と産出量の飛躍的な向上を実現する。人的資源こそ生産手段の主たる機会である。
人的資源を活用するには、金銭などの外発的動機である報酬や満足を提供するよりも、プロ意識を持って仕事に打ち込めるような権限や働きがいといった内発的動機に働きかけることが重要、と言われる。
実際、自分も、とある病院の人事対策の経験がある。「職員のモチベーションを高めるにはどうするか?」と勉強会に出かけて、あーでもない、こーでもない、と試してみたんだ。
その結果はどうだったか、というと、やっぱり適切な報酬は大事。
ここ30年間、私たちの給料は下がってる。さまざまな料金もプロジェクトの単価も下がってる。職員の給与の話を聞いてぶっ飛んだ。資格者ですら、これでやってけんのか??と思うくらい。だって、いくらなんでも安すぎる。なのに、成果だけ同じだけ、いや、それ以上あげろっていう。皆、日々頑張ってるよ。患者さんのために、で医師も現場も頑張ってる。医療現場は、患者1人に対して、医師+看護師+検査技師らがフォローしてる。過剰なサービス?そうかもしれない。医療報酬点数制度=報酬、で行政は医療現場をコントロールしようと試みている。その結果、予定よりもコロナ診療で費用がかかった。だから、来年は診療報酬を減らす、という。
これではダメでしょう。
社会保障費が増えて、消費増税で可処分所得が減っているのに、子供たちの教育費=塾代、は削れない、と少なくなった手取りから、お母ちゃんやばあちゃんたちは「子供の教育費に」「いい暮らしができるように」となけなしのお金を子孫には、と、投資してるんだよ。
自分はもう欲しいものはないから、子供や孫にはって。できたら、国家資格をとって、一生安定的な道を進んでほしいと願う親御さんたちの気持ち。「3ちゃん勤務」だからって安けりゃいいわけない。
自分が目にしたのは、現場の人たちのその思い。
そして、スーパーマーケットの500円のポイントカードだってもらえたら嬉しい。たまには恵方巻でも買って帰ろう。なんてささやかな思いを持って、職場に来て働いているんだ。
都会から来た大卒の賢い坊ちゃん、お嬢ちゃんの組織改善屋らは、そういうことがわかってない。大きなことを言い過ぎる。ズレちゃってるんだわ。それでもって、地方から改善を、とこれまたお題目さ。
どの自治体も、どうにもならないところまで来てるんじゃないかな。実際のところ、山一倒産前、みたいなところまで来てるような・・・東北から見てると、そんな気がする。
「職員が自発的に動く職場がー」とか。そんなのないから。もうヤバいから。戦線は日々悪化するばかり。どこがやられた、みたいな報告ばかり。じゃあ、反撃の糸口はあるのか?野戦病院ばかりに患者が増えて、最前線には、人がいない。それでどうやって勝つんだよ?
職員全員、経営陣に忖度してる。村社会だから。ボスに逆らったら、居場所がなくなる。そういう世界。経営陣も自分がいかに楽できるか、しか考えてない。ボスがボスであるために子分たちに裏切られちゃ困るからってしたいだけだよ。
内発的動機?
それ食えるの?
そんな感じ。
たいてい高卒以上だからナレッジワーカーなんだけど、ナレッジワーカーとはいえ、村社会を生きるには、ボスに忖度する、というルールを破っちゃいけない。
彼ら(ナレッジワーカー)の関心は、給料を別とすれば、設備が最新のものか、仕事が面白いかである。(「新しい現実」266ページより)
大切なことは、「プロの仕事かどうか」ということである。(「新しい現実」266ページより)
なかなかそうはならない。けれど、いずれは変わる。
今後マネジメントにとって、個人の価値観と生きがいと意欲が組織のエネルギーと成果に結びつくようにすることが、ますます重要な仕事となっていく。労働関係論や人間関係論が唱えているような、単に満足感を与えること、すなわち不満をなくすだけのことでは全区不十分である。(「すでに起こった未来」118ページより)
これまでのように、
個人を組織のニーズに適応させる手段としての「マネジメント開発」
ではなくて、これからは、
組織を個人のニーズや意欲、潜在的能力に適応させる手段としての「組織開発」への関心が高まる
という時代に。
いや、もう変わりはじめているんじゃないかな。
大谷翔平選手に合わせて、ベンチワーク、先発ローテーションを変えたLAエンジェルスの組織の事例から学べることである。
今日を変えていこう。愛を込めて。