6月7日 突然の無能化
有能だった人が、急に無能になるのはなぜ??
おはようございます。昨日の続きです。
#ドラッカー #365の金言 #6月7日 #突然の無能化 #最悪の資源の浪費が昇進人事の失敗である 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のテーマ:突然の無能化
ACTION POINT :
#昇進をもたらしたことを新しいポストで続けてはなりません 。
#新しい仕事で成果を上げるには何をしなければならないかを考えてください
過去の実績で昇進に成功した。だが、昇進後求められている新しい任務に必要なことは何かと考えることなく、過去の昇進をもたらしてくれたことを新しい任務でもおこない続けて、無能化してしまう。本当は、新しい任務が要求する、新しい挑戦・課題において重要なものへの集中した取り組みである、というのが本日の提言。
アクションポイントの原文が興味深いんですよ。
ACTION POINT: Do not continue to do in your new assignment what made you successful in the old one. When you enter a new assignment, ask “What new things should I be doing in my new assignment to be effective?” (前の仕事で成功したことを、新しい仕事でも続けてはいけません。新しい任務に就くときには、"効果的になるためには、新しい任務でどのようなことをすべきか?"と問いかけてください。)
転職や起業経験ある方はお分かりのことと思います。前職で成果を上げたことをPRして新しい会社に入ったり、独立起業する方も少なくないと思います。しかし、以前これができたから、この仕事もできます、というアピールは必ずしもうまくいきません。新しい環境、新しい任務で求められていること、期待は何か。その期待に応えるには、どのようなことをすべきか、ということです。
横浜DeNAで強打者だった筒香選手がMLBに移籍してから1年過ぎ。期待に応えられる成績とならず、TBレイズとの契約が解除され、LAドジャーズに移籍。移籍後の現在(6月5日現在)も打率.125 とTBレイズ時代よりも下がっており苦戦が続いています。
ドジャーズのロバーツ監督は、「うちのスタッフなら以前のような彼に解き放すことができる」と自信を持って獲得したと言います。
ドジャーズの打撃コーチング スタッフは、彼の改善に役立つ可能性のあるいくつかの領域をすでに特定していると述べました。
ドジャースの打撃コーチの1人、ロバート・ヴァン・スコヨック(Robert Van Scoyoc )コーチは「再生のプロ」の異名を持つ、実績ある打撃コーチです。彼はアリゾナ・ダイヤモンドバックス時代に不調に苦しんでいたJ. D. マルチネス選手を球界を代表するスラッガーに育てました。ドジャースのコーチになってからも、クリス・テイラー選手、マット・ビーティー選手、ウィル・スミス選手ら多くの打者の打撃成績を改善させた優れたコーチです。多分、ロバーツ監督はすこヨックら打撃コーチ陣から筒香選手の改善ポイントと期間を話し合った末、可能性があると獲得したのでしょう。
今後の筒香選手の改善と活躍を期待しています。
追伸
「どうすれば、今の状況をもっと良くできるか」
長引くコロナ禍によって、自身や企業パフォーマンスが不調に陥ってしまった場合、孤独に改善への道筋を見つける作業は容易いことではありません。
これこそ、経営者のあなたが直面している現実的な課題であり、それが解決する日まで、毎日頭から離れることはない問題ではありませんか。
知識を増やし、縁を増やし、新しいアイデアが生まれるかどうかが、この困難な時においても、うまくいく人といかない人との小さな違いです。小さな違いが大きな結果の差を生みます。そうした新しいアイデアのヒントが見つかるのが、次のNOTEマガジンです。
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