カリスマを警戒せよ 。 2月14日 Demands on Political Leadership カリスマ待望は集団自殺願望
今日は #2月14日
#聖バレンタインデー のランチタイムです。チョコレートは美味しいですね。
#Demands_on_Political_Leadership (政治的リーダーシップの需要)
#カリスマ待望は集団自殺願望
本日のテキストは、『 #新しい現実 』(1989年版)8章 #カリスマを警戒せよ 154ー159ページから。
昨日に続いて、トヨタ自動車豊田章男会長の記者会見について。
ダイハツ工業、日野自動車、そして、豊田自動織機と連続しての不祥事。マスコミは、トヨタグルームのカリスマ経営者、豊田会長が記者会見で「申し訳ありませんでした」と謝るシーンを撮りたかったんでしょう。
豊田章男会長は、創業者一族ではあるものの、カリスマ的な経営者ではありません。彼は、一貫して「主権を現場に戻そう」と14年間奮闘・奮戦してきました。米国でのリコール問題発覚で、公聴会にたった一人で向かい、毅然とした態度で振る舞い、処分されるにしても正論を述べて、仲間の従業員への感謝を述べたことで、現地の工場で大歓迎を受けました。
「トヨタらしさとはなんだろう?」と疑問を現場に投げかけながら、「いい車を作ろう」とものづくりの原点に立ち戻り、コツコツとTSGで現場改善に取り組み、CO2削減をお題目にした日本車潰しの企みを見抜き、途上国の市場にはインフラを配慮し、ガソリン車も維持しながら、欧米日市場にはハイブリッド車と水素車を主力としながら展開することで、モビリティカンパニーへと生まれ変わろう、とおこなってきた姿がある。それが評価を受けています。
トヨタグループは、ホールディングカンパニーではない。
各社それぞれ歴史があり、それぞれ別会社です。
つまり、グループ会社の経営の自主性を重んじて、「自分の道は自分で決めろ。歩む方向は自分で決めろ」と各社に投げかけています。発注者であり親会社、という立場なので、当然、グループ企業各社には遠慮もあるでしょう。
しかし、それを乗り越えて、
「自分で決めて、その決断の責任は自分で取れ」
これまでの慣れたやり方を捨てて、新しい仕事のやり方を探索することは、非常に難しいことです。しかし、不正は許されない。もう変わるしかないぞ、どうする?と変化を促しているように感じました。
早速、トヨタとダイハツ工業が動きました。
人事刷新です。
#カリスマを警戒せよ 。#ドラッカー が伝えたことがトヨタにも伝わっていると感じました。
#カリスマ性の有無に関係なくあなたの組織で最も優秀な人の名をあげてください 。