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3月5日 Managing for the Future 未来をつくる2つの方法

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  から1日をスタートして参りましょう。

本日 #3月5日  

テーマは #Managing_for_the_Future (未来に向けてマネジメントすること)

#未来をつくる2つの方法

そして、本日の金言は

#未来を予測しようとしても無駄である

 未来をつくるためのアプローチとして、互いに補完関係にある二つの方法がある。
 第一に、経済や社会の不連続性の発生と、それがもたらす影響との間のリードタイムを発見し、利用することである。すなわち「すでに起こった未来を利用する」ことである。第二に、来るべきものに形と方向性を与えるべきビジョンを描き、それを実現することである。すなわち「来るべき未来を発生させる」ことである。
 すでに起こった未来は、組織の内部ではなく外部にある。社会、知識、文化、産業、経済構造にある。それは、一つのトレンドにおける小さな変化ではなく、大きなトレンドそのものの変わり目である。すでに起こった未来を探し、それが与える影響を予期することによって、人は新しいものの見方を獲得する。あとは見さえすればよい。その後、何ができ、何が行なわれるべきかを見つけることは難しくない。機会は遠くにあるものでも曖昧なものでもない。しかし、それが何であるかは早く見つけなければならない。
 未来を予測するだけでは問題をまねくだけである。なすべきことは、すでに起こった未来に取り組み、あるいは来るべき未来を発生させるべく働くことである。(『創造する経営者』)

ACTION POINT 

#すでに起こった経済や社会の断絶のうち 、


#あなたの組織にとって機会となりうるものを1つ示してください

#その先見の明に実を結ばせるための計画を立ててください

本日のテキストは、「創造する経営者」(1964年発行版では) 第2部 焦点を機会に合わす>第11章 今日において将来を築く>I 既に発生してしまっている将来、I I構想の威力(257〜271ページ)からと思います。

今から60年近く前に、既にこのような知見が示されていることに驚きました。この「創造する経営者」は当時の経営書でもベストセラーだったそうで、ユニクロの柳井正さんも貪るように読んでいたそうです。本書を読みながら、輝かしい70年代を創造しようと多くの経営者がいた、と言うのも頷けます。

ここでは、

未来を予測するな、その代わりに、

第一に、経済や社会の不連続性の発生と、それがもたらす影響との間のリードタイムを発見し、利用することである。すなわち「すでに起こった未来を利用する」ことである。(同書、257ページ)
第二に、来るべきものに形と方向性を与えるべきビジョンを描き、それを実現することである。すなわち「来るべき未来を発生させる」ことである。(同書、257ページ)

の2つからアプローチせよ、と言うわけです。

例えば、人口動態から自分の業界がどうなるか、を予測することは可能です。

2020年の人口ピラミッドは、

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2030年の人口ピラミッドは

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こうなっているわけです。となると、現在、あなたのビジネスの対象客層はどう変わるか、と言うところから、打ち手を考えることができます。

後者の考え方で言えば、

「経済、市場、知識におけるどの種の大きな変化によって、我々が本当に企業を運営したいと思っている仕方で、また、我々が本当に最良の経済的成果を得られる仕方で、企業を運営できるようになれるのだろうか」と言う問い(同書、272ページ)

例として、三井家。

商人を経済生活上の単なる仲立ち役よりは主役にすると言う考え方だった。これは、一方において、顧客には定価販売し、他方において、三井はもはや職人、メーカーと取引する際、仲立ち役として行動しなくなったことを意味する。三井は、自身の危険負担で仕入れ、また自身の仕様書に従って標準化された商品を作るよう厳格な注文をしたのだった。(同書、276ページ)

三井家は、将来を、商人が主役になる世界として構想し、そのために必要なことを全て行ない、その将来を引き寄せたのです。

ですから、このやり方で大事なことは、構想=明確な将来ビジョンを掲げる、と言うことです。

「機会は、こちらから発見するもの」と諺は言っている。(同書、224ページ)

今日を変えていこう。愛を込めて。


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