1字違いで大違い「自ギャグ社長」と「自虐社長」
自らを「雑用係」「取り締まられ役」「戸締り役」などとブログやSNSで表現する「自虐社長」はダサいだけだ。
自らリーダー失格を公言した人物を代表に置いた会社とブランドイメージ悪くするだけで組織にも本人にもメリットはないのだ。
リーダーに必要な資質とは
「サーバント・リーダー」(「リーダーである人は、まず相手に奉仕し、その後に相手を導くものである」というリーダーシップ哲学)と言う意味で「自虐」と社長が考えているとしたら、大きな考え違いをしている。
「サーバント・リーダー」と自虐社長とは大きな差がある。
それは、成果を中心としたリーダーシップがあるかどうかである。
サーバント・リーダーにしても、従来型と言われる、いわゆる軍事型リーダー(たとえば、マッカーサー将軍)にしても、組織を支え、変革や最終勝利に導く強い信念・ビジョン(=方向性)を持っていて、部下に高い水準を要求し、部下の能力を最大限引き出し、組織の成果に貢献させる役割を担っている。
そして、彼らにはリーダーに必要な資質として、誠実、勇気、そして、謙虚さを有している。
ここで言われる「謙虚」とは、自分の限界を認識し、他人の意見や評価を受け入れる態度のことであり、自虐ではない。ただ1人の人間だけで状況の全てを把握することができないからである。
自虐社長に透けてみえる姿勢
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