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予期せざる成功 8月6日 Tunnel-Vision Innovation イノベーションの意外性
8月6日 火曜日です。今日から仙台では七夕祭り、そもそも七夕は祖先の霊に祈りを捧げる日ですし、広島原爆投下の日、犠牲者への祈りを捧げる日、つまり今日は日本中で祈りを捧げる日なのです。祈ることは無力ではなく、困った時の神頼みと言いますが、見えない力が働きます。とはいえ、見える力でプロセスを整備すれば、富が創出し続けることも可能です。そこを工夫したいと思っています。
さて、今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、『#イノベーションと起業家精神』 15章 ベンチャービジネス 1、市場志向の必要性 1985年版 321〜326ページより
今日のテーマ:
#Tunnel_Vision_Innovation
#イノベーションの意外性
今日の金言:
#薬さえ意図せぬ治療に使われることがある 。
今日のACTION POINT:
#イノベーションを行なうにあたっては市場の反応を中心においてください 。
#自らの考えにとらわれてはいけません 。
最初のジェット機が就航した時、最も優れたーマーケット・リサーチがしたところによると、大西洋横断航路では、当時就航中と製造中の航空機だけでも、十分な乗客を確保できないということだった。しかし、5年後、大西洋横断航路において、ジェット機は毎年、それまでの50倍〜100倍の乗客を運ぶこととなった。
このような話は枚挙にいとまがありません。例えば、かつてIBMのワトソンCEOは「パーソナルコンピュータは5台で足りる」(だからこんなもの売れない)と予言したとかしないとか。
「世界に“コンピュータ”は5つあれば足りる」
(The World Needs Only Five Computers)
ホンダは、はじめ、米国に250ccのバイクを持っていって、売ろうとしたけれど、米国では耐久性に欠け、なかなか売れずに困っていた。たまたま持って行ってたスーパーカブを見せたところ、「それおもろいやん!」と予期せぬヒット。ならば、と、スーパーカブをメインにして売ったところから快進撃が始まったと言います。
ドラッカーはイノベーションの #予期せざる成功 、と表現しますが、ミンツバーグは、戦略を持たずに、その時々に起きた出来事をチャンスと捉えて対応していくことで、結果的に会社経営がうまくいくようになる「 #エマージェント・ストラテジー 」( #創発的戦略 )と表現しています。実際は、同じ現象だと思いマス。
予期せざる市場から寄せられた予期せざる関心が、果たして本当の需要の存在を示すものか、それとも単なる気まぐれの関心かを見分けるには、それほど金はかからない。感受性と、少しばかりの体型的な作業が必要なだけである。
企業というものは、顧客を改心させることによって対価を得ているのではない。顧客を満足させることによって対価を得ているのである。
というドラッカーの言葉を噛み締めながら、今日もやっていこうと思います。
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