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11月29日 Role of Public Relations PR部門の役割

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  から 人生とマネジメントを深めていきましょう。本日 #11月29日 のテーマは、 #Role_of_Public_Relations  #PR部門の役割 

をを!私の領域ではないですか!今日の提言が楽しみです。

#PRという言葉自体が広告・宣伝・マスコミ対策など好ましからざる意味をもつにいたった

 通常PR(パブリック・リレーションズ)とは、商品宣伝の延長としての生産者宣伝と理解されている。しかしこれからのPRでは、企業の美点や貢献を説くよりも、直面する問題について社会の理解を得ることに重点をおかなければならない。もちろん、自らの問題を理解してもらうには、まず自らが社会の問題を理解しなければならない。
 企業は従業員、消費者、市民としての社会にインパクトを与える。社会のほうも企業に対して、意識してあるいは無意識に何らかの反応を示す。企業の成果は、この社会からの反応によって影響を受ける。
 企業は社会に生きる存在である。企業の成果は、事業上の問題への理解ばかりでなく、社会の反応への理解の程度によって大きく左右される。
 かくしてPR部門の仕事は、マネジメントに対し、社会の反応とその原因を教えることになければならない。(『企業とは何か』第4章 分権制をいかに機能させるか 86〜87ページより)

ACTION POINT
#あなたの組織と活動に対する社会の反応に敏感になってください
#あなたの組織が 、#社会の意思によって生かされている
#社会的存在であることを認識してください

 PR手帳2021によれば、1969年に「PR戦略入門」にて加固三郎氏が示した以下の定義

「PRとは、公衆の理解と支持を得るために、企業または組織体が、自己の目指す方向と誠意を、あらゆる表現手段を通じて、伝え、説得し、また、同時に自己修正をはかる、継続的な対話関係である。自己の目指す方向は、公衆の利益に奉仕する精神の上に立っていなければならず、また、現実にそれを実行する活動を伴わなければならない」

を採用し、続ける。

広報・パブリックリレーションズとは、“関係性の構築・維持のマネジメント“である。企業・行政機関など、様々な社会的組織がステークホルダー(利害関係者)と双方向のコミュニケーションを行い、組織内に情報をフォードバックして自己修正を図りつつ、良い関係を構築し、継続していくマネジメントだと言える。(「PR手帳2021」 24ページより)

さらに、広報・PRにはマネジメント機能として

 ステークホルダーと信頼関係を構築し、それを継続していくためには、広聴(経済環境や社会情勢の受信)・広報(メッセージの発信)の双方向コミュニケーションが不可欠である。日常的な市場の変化を受信して経営トップに伝え、経営の変革に対する情報参謀としての助言を行い、実際に社内外のステークホルダーに自社情報を伝達するのが、広報・PRの広義の役割である。言い換えれば、一般に企業の経営資源は「人・もの・金・情報」と言われるが、その中の「情報」の部分に関する経営戦略を担うのが広報・PRである。したがって、パブリシティからCSRまで、一連の活動には中長期的な戦略計画と持続的な一貫性が求められるし、広報・PR活動の巧拙が企業の持続的な成長度合いを左右するといっても過言ではない。(同書 24ページ)

と謳う。

この定義は、今日、ドラッカー教授が提言する、

PR部門の仕事は、マネジメントに対し、社会の反応とその原因を教えることになければならない。

PRは広告宣伝ではなく、マネジメントに対し社会の反応とその原因を教える仕事である、という定義が反映されているように感じました。

実際には、多くの企業にとって、PR活動とは、無料のパブリシティ、メディアやSNS露出の機会をいかに多く獲得するか、ということに注力されていることと思います。いかに露出機会を得たか、発信できたか、ばかりがPR業務と思われています。

けれども、本来は、発信する広報活動ばかりではなく、「広(公)聴」活動として、日常的な市場の変化を受信して経営トップに伝え、経営の変革に対する情報参謀としての助言を行い、実際に社内外のステークホルダーに自社情報を伝達する活動の方が重要なのだろう、とあらためて感じました。

今日もやっていきましょう。

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