4月3日 組織の精神
おはようございます!今日もドラッカー365やっていきましょう
#ドラッカー #365の金言 #4月3日 #組織の精神 #組織の目的は凡人を非凡人になれるようにすることである
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のテーマ:組織の精神
今日のアクションポイント: #常に成果・機会・人事・真摯さに焦点を合わせてください
今日の提言は短いです。名著「マネジメント」の一節からだそうです。
組織の精神とは、訓戒、説教、善意ではない。実践である。
ドラッカー氏を、
「学者というにはあまりに思想家的な、また、思想家というにはあまりに実際的な、そして、実際家というには、あまりに学者的な幅の広い活動領域を持つ人だ」
と評したのは、わが国に彼をはじめて紹介した野田一夫多摩大学名誉学長。「マネジメント」のなかで実践こそ重要と説くドラッカーさんの精神は今も学び経営する人々にとって大切なことと思います。空論ではなく実践こそマネジメントですね。大いに同感です。
今日の提言で気になるのは、
2. The focus of the organization must be on opportunities rather than on problems.(第二に、組織の焦点は、問題ではなく機会に合わせなければならない。)
の部分です。
と言いますのも、我々、常日頃、「問題解決」を強調してきました。
トヨタの「なぜなぜ5回」に代表されるように、「見えない(隠れた)問題が問題となる前に発見して、問題化する前に解決しておく」という改善のプロセスが重視されすぎてきたように感じるのです。
昭和39年6月に日本語版が発刊された「創造する経営」(15頁)のなかで、彼はこう説いています。
企業の成果は、「問題」を解決することによってではなく、「機会」を開発することによって得られる。
「問題」(プロブレム)を解決することによって得られる望みがあるものは、「正常性」(ノーマリティ)の回復だけで、当該企業の成果達成能力の妨げとなっていたものが取り除かれるのがせいぜいである。成果そのものは、「機会(オポチュニティ)」を開発することによってのみ得られるものであるのは、間違いない。
わが国では、「累積戦略」と言って、同じことを長年積み重ね、繰り返すことによって練度を高め、生産性を高める方法を伝統的に活用してきた傾向があります。問題解決もそのような気がします。乾いた雑巾を絞ってコスト削減した効果を追求し続けてきたあまり、「失われた平成30年間」とは「機会」を失ってきて、降りてきた、将来を失ってきたのでは?
このコロナ騒動でも、見苦しいことが行われています。
外食と感染拡大の因果関係がないにも関わらず、第○波が〜、緊急事態が〜、まん延防止が〜と、現実を見ず、恐怖に目を曇らされた人たちが民主主義を歪めているように感じます。
本来ならば、わが国の将来を担う若者の雇用、将来展望につながる前向きな投資、家庭が持てる社会の実現の方が重要なのに、高齢者保護ばかりの政策に、若年者の自殺者数が2019年度に比べて2020年度は増えています。
私の目に映るのは、正しい判断ができなくなりつつある羅生門の老婆のような、欲にかられた要求をベラベラと喋り続ける醜い者たちの姿です。
我々ができることは、「機会」なのにな〜と思った次第。
役立つNOTE書いてます。月初だから、お得にたくさん読めます。毎週木曜日にはオンラインで読者との対話の会もやってます。
今日もやっていきましょう!