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「非顧客」から支持を得るには? 7月7日 Creating Customer Value 顧客価値の創造

#7月7日  今日は七夕ですね。そして、参議院選挙投票日まであと3日。いよいよ終盤戦。今回の選挙で有権者の支持はどう変わっていくでしょうか。

おはようございます。今日は七夕。1年に1度、普段は会いたくても会えない人に会える日。昔の人は、なんてロマンチックなんだろうなぁ。

 今の日常は、会いたくもないのに会わなくてはならない人ばかり(笑)、(冗談ですよ)。 #ドラッカー #365の金言  からやっていきましょう。

さて、2020年3月以降、会わずに済むならできるだけ会わないで用事を済ませたい、というような感覚になっていませんか?

 自分も非接触で取引が済む通信販売(言い方が古いね)というかアマゾンや楽天などで消費し、YouTubeでエンタメを楽しみ、SNSでコミュニケーションするオンライン中心の生活になっています。

今日のタイトルは、#Creating_Customer_Value
#顧客価値の創造  ということですが、顧客が何に価値を置いているのか、を発見するのはたやすいのでしょうか。

 例えば、現在は、「非接触」というのが、価値になっています。

これまでは「非接触」=孤独、というのは、必ずしもポジティブなイメージではありませんでした。

 都会で一人暮らしをしてるうちに、誰とも話しない生活が続いて、職場でも、仕切られた個人ブースで黙々と作業する毎日。1日会社にいても他人と話すらしない、食事も1人。SNSをするだけで、話をしないが日常化。。。みたいな話は、「非接触」はネクラ、とか、よくないね、みたいなレッテルが貼られていたように感じます。

 しかし、感染症流行によって、それが一転。

感染症を恐れるあまりか、非接触こそ正しい生活習慣だ、みたいに持ち上げられました。

 「非接触」な暮らしを続けることが当たり前になった2020年3月以降、ディープな他人との付き合い方や飲み会、旅行、飲食習慣は否定され、むしろ、非接触であることに価値を置いた企業は好調です。

 例えば、2020年3月からマクドナルドなどのファストフード業界。

 店内で食事するイートイン・コーナーを縮小し、テイクアウトやデリバリー中心に、スマホで注文できるシステムとしました。

 デリバリーを中心とする「ゴーストレストラン」なんて業態も生まれましたね。

 非接触で注文できる回転寿司チェーンに人が集まり、ワタミさんなどは、人の介在を少なくし、ロボットが配膳するシステムまで整えました。同じく、非接触で注文できる通販業界や通信教育も好調です。

 商いだけではありません。

 2022年2月24日、ロシアのウクライナ軍事侵略が始まって、燃料・食糧のインフレがおこり、この夏の参議院選挙のテーマは「インフレ経済対策」に加えて「安全保障」「国防」に関心が高まっています。

 憲法9条を後生大事に抱えていればよい、外交すればいい、国連に守ってもらえるはずだ、としてきたわが国の国民が信じてきた平和教育の根幹が揺るがされ、左派政党の支持率は激減しました。
 憲法を改正して、他国からの侵略行為、軍事侵攻は自国の防衛体制を整えよう、サイレント・インベーション(見えない侵略)に備えよう、再エネ利権の温床となっているウイグル人を酷使して作らせた中国の太陽光パネル導入はやめよう、と主張するいう新しい保守政党や政治団体への支持が急上昇しています。

戦争や疫病というグローバルな出来事によって、顧客の価値観がガラリと変わることをまさに、リアルタイムで経験していることを感じています。

#価値を増大させない活動を廃止しても顧客が失うものはない

 自動車生産では、設定したコストの範囲内で、所定の機能を果たすべく部品の再設計を繰り返す。自動車の基本機能は輸送である。副次機能として乗り心地、燃費、安全性がある。それぞれの機能が、異なる部品を必要とする。自動車としての価値を増大させるとともに、コストを発生させる。
 そこで、それぞれの機能についての専門家からなるチームが編成される。部品メーカーやユーザー側まで入る。部品の果たすべき機能の詳細を明らかにし、設定したコストの範囲内で、顧客にとっての価値と品質を満たそうとする。

(『明日を支配するもの』、eラーニング教材『データ通から情報通へ』)

ACTION POINT

#顧客価値を生まない活動は廃棄してください

#価値を生む活動を分析し
#その価値を増大させてください

 今日のテキストは、『明日を支配するもの』(1999年刊)からと記されていますが、ピンポイントで同じ箇所はありませんが、第1章 マネジメントの常識が変わる 4の間違い〜技術と市場とニーズはセットである、(25〜33ページ)の箇所の部分と主張が合っているように思います。

 すでに無数の例が教えているように、顧客は供給者が提案するものを決して買わないということを前提としなければならない。顧客にとっての価値は、供給者にとっての価値や質とは違うものである。

『明日を支配するもの』、32ページより

 商いと同じように、選挙も自分の支持層だけにアピールしていても得票数は伸びず、広がりません。いかに「顧客外」の人たちからの支持を獲得するかによって、党勢が伸びるか縮小するかが決まります。ドラッカーは、

非顧客(ノンカスタマー)が、顧客以上に重要

同書、32ページ

 最大の市場シェアを持っている、と言っても、非顧客の方が顧客よりも多い。顧客よりも市場に着目しろ、非顧客についての情報を集めろ、なぜ非顧客が非顧客のままなのか、非顧客を顧客化するにはどうしたらいいのか、どんな価値を提供すればいいか、支出配分について顧客の意思決定理由を知れ、

同書、32〜33ページ

と記しています。

 マネジメントが基盤とすべきは、顧客にとっての価値であり、支出配分についての顧客の意思決定である。経営戦略は、ここから出発しなければならない。

『明日を支配するもの』、33ページより

 今日を変えていこう。愛を込めて。
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