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6月25日 正義と尊厳の実現 Human Dignity and Status

おはようございます。

#ドラッカー #365の金言 #6月25日 #正義と尊厳の実現 #Human_Dignity_and_Status  #機会の平等と人の位置付けと役割の実現こそ企業にとって最大の仕事である

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3sucDVe

“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“


と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。

今日のテーマ:正義と尊厳の実現 Human Dignity and Status

ACTION POINT: Provide dignity to everyone you work with simply because they are human beings. #ともに働く全ての人に人として敬意を払ってください

原題は、Human Dignity and Status 。「人間の尊厳と地位 」 という訳になろうかと思います。そして、内容は、社会における個人の位置付け。

個人の尊厳と機会の平等というアメリカの自由経済と民主主義を支える信条が実現されていない現実がある。企業内においても、昇進や昇給の機会が社員全員に与えられている、としても、その運営にはどれだけ客観的な指標を採用したとしても、恣意性を取り除くことはできない。また、入社時より学歴偏重からも免れていない。さらに、能力が正当に評価される場がない、ということも挙げられる。

こうして「機会の不平等」が存在し、機会の平等を利活用できない多数の不運な人たちに対して、たとえ彼らが人生の不成功者であったとしても、誰に対しても人としての尊厳を忘れてはならないという。

最近、ハマっている、というか、仕事で活用しているのが「オープンダイアローグ」という対話手法です。

多くの組織の中においては、上司部下という「縦の関係」が存在しています。また、社内制度的に「フラットな組織」とされているにしても、年齢、性別、出身地、学歴などにおいて、上下でものをみる癖がついている人は少なくありません。

オープンダイアローグでは、対話=対等が前提で、指示・教示ではなく、一人の「人」として、相手と相対する姿勢をとります。

生物的、本能的に、誰でも相対した人を「値踏み」=評価して、対応してしまいますが、そういう先入観として身についている「もののみかた」「人との相対の仕方」を一旦、捨て去って、一人の「人」として観察する。

相手をわかったつもりにならずに、「他者は自分とは決定的に違うし、安易に同一視し、同一化するのは間違っている。人はわからないもの」という前提で、相手の話をしっかりと聞く。

対話は「いかに自分と相手が違っているのかを理解し受け入れる」ためのものなんだとわかるところがいいのです。

機会の不平等が生じる現実社会でありますが、かといってそのままにしておいて良いわけではありません。制度的に改善できる点は改善すべきでしょう。

ただ、企業においても、また、企業内の個人としてもできることは、機会の不平等によって不運な位置付けと役割を担わざるを得ない立場に自分がなっているとしても、他人との対話を重ねることで自らの尊厳、人としての尊厳を尊重することができるでしょう。それは孤立しがちな、個人にとって、大切なことではないかな、と感じています。

今日もやっていきましょう。

追伸

ドラッカーの知見から学んだら、次は実践。そのプロセスを有料NOTEマガジンでは紹介しています。

「どうすれば、今の状況をもっと良くできるか」

長引くコロナ禍によって、自身や企業パフォーマンスが不調に陥ってしまった場合、孤独に改善への道筋を見つける作業は容易いことではありません。

これこそ、経営者のあなたが直面している現実的な課題であり、それが解決する日まで、毎日頭から離れることはない問題ではありませんか。

知識を増やし、縁を増やし、新しいアイデアが生まれるかどうかが、この困難な時においても、うまくいく人といかない人との小さな違いです。小さな違いが大きな結果の差を生みます。そうした新しいアイデアのヒントが見つかるのが、次のNOTEマガジンです。

それだけではありません。読者特典として、毎週木曜日21時から読者交流会も開催していますから、交流にもつながります。今すぐご購読を。


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