未来のための予算は理想的な結果をもたらすために必要とされるものであり、景況にかかわらず一定レベルに維持すべき。  3月15日 Managing for the Short Term and Long Term 今日の利益と長期の成長力


#3月15日 、金曜日。
今日も#ドラッカー #365の金言  からスタートしましょう。#Managing_for_the_Short_Term_and_Long_Term (短期と長期のマネジメント)
#今日の利益と長期の成長力

 今日のテキストは、1992年発行の『すでに起こった未来』>4章 シュンペーターとケインズ(初出は「フォーブス誌」1983年) 78−79ページ。1999年発行『明日を支配するもの』第3章 明日を変えるのは誰か 100〜101ページ より

 今日ではほとんどの組織が、景況に合わせた1種類の予算しかもっていない。好況時は一律に増やし、不況時は一律に減らしている。だがそのようなことでは、未来を自らの手にすることはできない。
 チェンジ・リーダーたるためには、2つの予算が必要である。
 その1つが現在の事業のための予算である。これは、事業を継続して行なっていく上で最小限必要なものである。(中略)
 もう1つが未来のための予算である。これは、好不況にかかわらず一定に保つべきものである。

『明日を支配するもの』 100ページより

 これまで、日本企業の強みは、工賃が安い=労働者・下請けなど「現場への皺寄せ」を是とする経済でした。

しかし、円安が進み、輸入する燃料・原材料インフレが続く中、その世界観を変えなければならない時期に来ています。

2019年ごろの安倍政権以降、政府がベアアップを組合の頭越しに、大手企業経営者に要求することが当たり前になってきました。その効果か、大手企業「春闘」のベアアップ交渉は好調。

一方で、就業者の97%が占める下請けを主業とする中小企業は、どうか。

交渉術テキストもできているもののhttps://www.kansai.meti.go.jp/2chuusyou/shitauke/04_zeropurasu.pdf 

実態は、

https://x.com/Delete_All/status/1767862090008777140 より

「世の中小企業なんてこんなものではないか」という実感ではないだろうか。

下請けの採用理由が間違っているんだが、なかなかマインドチェンジできない元請や大企業が多いのだろう。

これからは、

下請け=自社よりも値段が安いから使う

ではなく

下請け=自分には技術や能力がないからやっていただく

という考え方にシフトしていくといいと思います。

そもそも、大企業の競争力は何か、と考えると、そろそろ、それはもう幻想に過ぎない、ということも見えてくる。

「大企業にしかないコーディネート力が、、、」というけれど、彼らは単に「中抜き」しているに過ぎないからです。「中抜き」が明らかになればなるほど、大企業の幻想が失われていき、個人や小企業が活躍しやすい世界が到来するといいなと思います。

#ケインズの最も有名な言葉は長期的にはわれわれはみな死ぬだった
#今日の利益のために長期の成長力を傷つけてはいませんか 。

#そのようなことなしに利益をあげる方法を検討してください

良い週末を!

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