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高負担なのに、国民が大事にされない日本社会?? 企業の3つの側面、すなわち経済機関、人間機関、社会機関としての側面 2月26日 Balancing Three Corporate Dimensions 企業の3つの側面

2月26日 月曜日のランチタイムになりました。今月も今日を入れて4日。良い成果につながっておられますことを祈念しています。

今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#Balancing_Three_Corporate_Dimensions
#企業の3つの側面

今日のテキストは、2002年、ドラッカー最晩年の名著『 #ネクスト・ソサエティ 』第6章 #トップマネジメントが変わる > #トップマネジメントの仕事 (54~55ページ)からとなります。

ドラッカーは、企業には3つの側面がある、と記しています。経済機能、人間機能、社会機能。米社会で強いのは経済、日本は人間的側面。ドイツは社会的側面と言います。

アトキンソン氏などは、日本企業の生産性が低い、と経済的側面を強調した言を語っていますが、日本の企業はじめ社会は、人間的側面を重視しています。したがって、経済面からの効用のみを強調したところで、日本人の腑に落ちないのです。古くからの仏教観は、贅や富に対して西欧人の反応とは異なっているため、その違いが理解できないのでしょう。自分の世界観と異なっているから、と日本社会を変容させようとすることは、不法移民が日本人や日本社会に要求していることと同じで、理不尽なことであるようにも感じます。

とはいえ、「失われた30年間」は、政治も経済の無為無策が招いたものであることも事実に感じられます。誰かのせいにしてスッキリしようというものではないのですが、主に団塊世代が生み出した損失を次世代につけ回しする上に、さらに、年金など社会保障費を次世代に負担させ、たかっていることも一因ではないか、と感じています。

私たち、次世代の就労世代からすれば、自分が起こした不良債権の尻拭いを我々に丸投げした挙句、年金をたかる。しかも、自分の不始末はさておき、私たちに説教し始める。勘弁して欲しいと思います。

話が逸れましたね。


企業には、経済・人的・社会的という3つの側面があるということです。経済性を重視し、ロボットやAIへの設備投資によって人的資源をリストラすれば、一時的に人件費が減るため、短期的には企業収益の改善となるでしょう。しかし、どの企業も人的資源への投資をやめてリストラし、機械だけでオペレーションを回すようになると、どうなるか。失業者の増大であり、給与所得のない人たちばかりになってしまうため、企業は売上を上げられなくなってしまいます。ドラッカーは日本企業は人的側面が高いと評価していましたが、現在の日本企業は、必ずしもそうとはいえないからこそ、鬱病や精神性疾患を抱える社員割合が他国企業に比べて高いだけでなく、自殺者数も年間2万人を超えるほどとなっています。もちろん全ての自殺は日本企業のせいばかりではありませんが、日本社会が抱えるマイナスの側面の1つでしょう。ドイツが社会的側面が重視されている、という点について不勉強のため言及することはできませんが、いわゆる、社会福祉制度が日米に比べて充実している、ということなのでしょう。とはいえ、その原資は、税金であるからこそ、高福祉・高負担な社会になっている、ということと理解していますが、どうなんでしょう。

日本も国民負担率が1975年25%だったものが、

財務省によれば、令和3(2021)年48.1%、令和4(2022)年47.5%、令和5(2023)年46.8% といずれも40%後半と急騰、すでに重い負担となっている割に、リターンは??国益は??という感覚です。

ドラッカーは、

#株主主権のモデルは行き詰った

と記しましたが、

社会保障を増やした福祉的モデルも、そして、年功序列を放棄し、人を大切にすることを放棄しようとしている日本企業モデルも、行き詰まり、崩壊寸前であるように感じられます。あなたはどうお感じになられるでしょうか。


#それは好天用のモデルにすぎなかった
#あなたの組織を #経済機関#人間機関#社会機関 #として評価しそれぞれについて問題点を5つあげてください
#そしてそれらを解決するためのプランを示してください

今週もお元気で!ごきげんよう。

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