6月2日 A Successful Information-Based Organization 情報型組織の成功例
おはようございます。この6月も #ドラッカー #365の金言 からスタートしましょう。
本日、 #6月2日
#A_Successful_Information_Based_Organization
#情報型組織の成功例
そして金言は・・・
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必要な情報を全員が手に入れるとき組織は成果をあげる。
ACTION POINT
#あなたの組織とイギリスのインド統治に共通することは何でしょうか 。
今日のテキストは、1989年刊行『新しい現実』 14章 情報化組織 306〜307ページより。
英はあの広いインドをたった1000人で植民地統治した、というドラッカーの言葉は、1974年の『マネジメント』にも記されている、お馴染みのエピソード。
(32章 経営管理者の職務の設計と内容 1974年版 下巻 42〜45ページ)
ところで、この『新しい現実』テキストには、次のような衝撃的な予言から始まっている。
この予言は、米国に比べ人事制度が固定化しているわが国においても、2020年代には定着している。2003年4月1日に改正商法が施行され、取締役会のスリム化並びに執行役員制度がなされたからです。
経済産業省では、日本経済が安定的に成長し、将来にわたって持続的に繁栄していくために、社会経済的に望ましい企業統治の在り方として、「コーポレート・ガバナンスのあり方」が示されています。
ドラッカーは、97年のアジア金融危機、2001年のワールドコム事件などを踏まえて、コーポレートガバナンス強化として要請された取締役会の透明性、スリム化、社外取締役の設置、監査強化、といった、企業経営者への規制管理を強める方向に進んでいます。
さらに、その流れに政府が悪ノリ?して元役人や弁護士の天下り先として、企業の外部利害関係者による企業経営者を統治しよう、と、社外取締役設置に動き、政府による企業管理=コーポレートガバナンスを実現しよう、というような流れ。
ドラッカーが論じているのは、そういうことではありません。
これからの組織が知識を中心とした組織となり、ガバメントは取締役、だが、マネジメント実務は専門家集団が担う、という組織を「情報化組織」として想像して、ミドル層=中間管理職、のない、フラットな専門家集団による組織をイメージしたのではないかと思います。
個人的には、「個人的悪を公共的善」ではなく、「個人的強みを社会的利益に」する原則を重んじています。従って、個人を管理する全体主義的構造よりも社会の自由を維持し、機能させることで、社会との調和を生み出す自由社会の実現が望ましいと考えています。
個々人の強みを発揮する中で、自主的にガバナンスを行なう方が望ましい、というドラッカーの思想に賛同しています。しかし、その後も次々に巨額の経済事件が(2003年の改革後、2007年サブプライムローン、リーマンショックという米金融機関を中心とした恐慌と資本家救済に2009年まで揺れました)起こる中、政財官の間で、それぞれが己の短期的な経済的利得や欲望の拡大のみを追求した結果、グローバルに経済危機に発展するほどとなりましたから、管理強化の方向に動くのはわからないでもないんですね。
これからも自由と管理の間で、あるときは、自由に、また、あるときは管理に、と揺れ動きながら、進むんじゃないのかな、と感じています。あなたの組織は、どちらの方向に進んでおられますでしょうか。
今日も変えていきましょう。愛を込めて。
https://note.com/dialogjapan/m/m740de8d0218d
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