12月10日 Resource-Allocation Decisions 投資と人事
10日火曜日の #ドラッカー365の金言 テキストも昨日同様『 #明日を支配するもの 』第4章 #情報が仕事を変える 141〜143ページより、eラーニング教材『 #データ通から情報通へ 』
去年の12月9日は、大谷翔平選手の10年7億ドルのメガディールが報じられ、そして、今年の12月9日にも、とんでもないニュースが入ってきました。
北米最大のスポーツ契約として、昨年大谷翔平選手の10年7億ドルでしたが、わずか1年後、その契約額は超えました。15年7億6500万ドル契約が生まれたのです。Juan Soto(フアン・ソト)外野手とニューヨーク・メッツとのメガディール締結です。
昨日今日のドラッカーでは、どこに投資すべきか、生産性情報大事だ、とシステムについて述べていても、結局は、人に投資する大切さに至るわけです。
EVAとベンチマーキングでライバル組織と比較検討した結果、最後は資金と人材に行き着くんだね。だから、組織の成果を改善しよう、とする経営者は組織の環境整備と人材育成、人材投資/教育に力を注ぐ。
ニューヨーク・メッツのオーナー、スティーブ・コーエン氏は、ヘッジファンド投資で財を成した人物です。213億ドルという資産を所有し、MLB30球団のオーナーの中でも最も裕福な人物と言われています。
その彼がメッツを買収以降、行なっていることが優れた人材に投資することです。
2021年オフにメッツ買収後、まず最初にフランシスコ・リンドール遊撃手の10年、3億4100万ドルもの巨額契約を締結.
翌年の2022年冬には、マックス・シャーザー投手、バーランダー投手という2人のベテラン名投手とそれぞれ3年1.3億ドルを投じ、千賀滉大投手と6年9000万ドルと当時としては、日本人投手最大の契約額を投じ、抑えのディアズ投手には、5年1億ドルの契約など、優れた人材への大型投資を連発。ただ、ディアズ投手はじめシャーザー、バーランダー両ベテランの怪我などで2023年シーズンは不本意な結果に終わりました。
しかし、投資意欲は衰えず、2023年冬も山本由伸投手獲得に際し、投手史上最高額の12年総額3億2500万ドル(約471億3000万円)をオファーしたのはメッツでした(最終的に山本投手が選んだのはLAドジャースでした)。その他もベイダー外野手に1年1000万ドル、指名打者のJ.D.マルチネス選手へ1年1200万ドルと投資を続けます。
その成果か、2024シーズンは、6月以降も勝ち続け、見事にポストシーズンに進出。ナショナル・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでLAドジャースに敗れるまで大いにニューヨークのファンを盛り上げました。
ドラッカーも投資と人事が大事と記しています。
あなたは今日、血と汗と涙とエネルギーを何に投資しますか?
ドラッカーもコーエンも成功するためには、絶え間ない学習が重要と述べています。
今日もより良い1日になりますように。