奪う経営はもういいよ 4月17日 Picking People: An Example 強みによる人事
本日のテキストも、1990年発刊『非営利組織の経営』より。手元の2007年版ですと、第4部 ボランティアと理事会>第1章 人事と組織>強みに焦点を合わせる 167ページ。
本日 #4月17日 水曜日です。
テーマは #Picking_People :
#An_Example
#強みによる人事
本日の金言:#働いてもらっているのはできないことのためではなくできることのためである 。
ACTION POINT
:#ともに働く人たち全員の強みを把握してください 。
強みを把握し配員に活かした、と有名な人物こそ、第二次世界大戦中、陸軍の参謀長をつとめたジョージ・C・マーシャル将軍。彼は、最高の人事を行いつづけたことで有名である。
マーシャル将軍のように、個人の強みを把握し、その強みを活かした人事を采配できる人物はほとんどいないかもしれません。しかし、普通の人であっても、マーシャル将軍のように振る舞うことを志を持つことで、自分を変えられることを知っています。そして、あなたもそのようなリーダーに変わることができると信じています。
これまでは、利益のためにと儲けにこだわることを是としてきました。しかし、株主や創業者のために富を築いて守るのが企業の唯一の基本原則、という考え方は、もはや持続可能ではなくなっています。
最近のコンサルや金融機関は、こういいます。
「コストを最小限に抑えるには、サプライヤーや従業員への支払いをできるだけ少なくし、社会に転嫁できるコストはなんであれ外部化することが必要」
しかし、自社だけ、経営者だけ、株主だけ、の経営は、従業員、サプライヤー、地域社会など様々な価値を大切にする「ステークホルダー経営」の時代は、認められないでしょう。
自分だけ、という経営は、本当の意味で社会全体に価値を創造していないのです。自民党、ビッグモーター、損保ジャパン、ダイハツ、スシロー、知床遊覧船、ジャニーズ事務所など大企業や大組織であっても、価値を生み出すよりも遥かに多くのものを奪い、破壊する経営です。
サプライヤーや従業員、そして社会から搾取する経営はもはや許されないでしょう。午後からもやるべきことをやっていきましょう。