3月7日 部分の総計を超える全体
こちらの続きです
#ドラッカー #365の金言 #3月7日 #部分の総計を超える全体 #部分の総計を超える全体を創造しなければならない
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のテーマ:部分の総計を超える全体
今日のアクションポイント: #作曲はすみましたか ? #リハーサルはすみましたか ? #第2オーボエの音はどうですか ? #カーネギー・ホールの準備はできましたか ?
トップマネジメントは、部分の改良で満足してはならない。全体の成果が出ているかが問われる、というお話。
オーケストラに例えて、第2オーボエの奏者が去年の自分を超えていた、としても、オーケストラ全体の演奏が以前よりも超えていなければならない、という説明をされている。
確かにその通りですね。
チーム・スポーツにおいても、ここのプレイヤーが昨対比でプラスになっていても、相対的にチームの順位が劣っていたら、プレイオフには出場できないわけです。プレイヤーとコーチは個々のプレイヤーの能力向上を、GMやマネージャーはチーム全体の順位向上を、そして、トップ・マネジメントは、ビジョンを掲げ、チーム部門だけでなく営業や経理など多部門にわたり、全体の経営を、それぞれ職責に応じて担っているわけです。
トップ・マネジメントは指揮者であると同時に作曲家である
サービス業、例えば、美容院経営においては、ヘア・カットやパーマなど技術提供を担当する美容師チーム、受付など顧客対応と会計を担当する事務チーム、そして、全体統括するマネジメントとしての店長、という組織になっていることが多い。
それぞれの部門がそれぞれのレベル向上に努力しただけでは、全体のレベル向上にはならない。
個々のスタッフのレベルアップ、部門のレベルアップだけでなく、部門のレベルアップの総和よりも全社がレベルアップできているか、それがトップ・マネジメントに問われる。常に、全体をレベルアップさせる役割がトップにはあるということだろう。
こちらも参考に。
今日もやっていきましょう。