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未来に備えて。 11月5日 The Future Budget もう1つの予算

#11月5日  お昼になりました。今日のテーマは
#The_Future_Budget (未来への予算)
#もう1つの予算

会社であれば、目先の事業のみならず、長期視点で、新製品や新サービス、あるいは、新事業への展開をはかるための未来予算を確保しておこう、

個人なら、目先の欲得ではなく、住宅、育児、教育費、介護など新生活、新しい家族、一族の繁栄のための未来予算を編成し準備しよう、という #ドラッカー の提言です。

この辺りのことは、わが国では、敗戦のどん底を経験したことから、欧米よりも計画経営が浸透し、計画的に暮らしを成すよう金融機関はじめ、さまざまなところで、学び続けているので、浸透していると思いますが、いかがでしょう?

わが国は、歴史的にも天災、飢饉、戦災を受け続けているため、他国に比べて危機管理の意識が高いように思われます。

歴史的にも何度も地震と津波に襲われてきた三陸地域では、2011年東日本大震災からの復興に際して、十数メートルもの高さの堤防を建てよう、というある意味、過剰じゃないの?とも思われるほどの危機意識が共通意識となっています。

私が暮らす宮城県でも何度と襲われる地震に対して、素早い復興力を有しています。22年3月16日、震度8の福島県沖地震で亀裂の入った東北道でしたが、復旧が24時間内に応急処置だけでも行われたり、200kmで高速移動中だった東北新幹線もわずかな脱線のみで、大きな事故となることもなく、また復旧も地震後1ヶ月で開通する、という恐るべきスピードで進みました。

また、仙台市街地では、インフラ系に大きな被害が出ることもないほど地震に強い街づくりがなされていることを感じます。これも長期視点によって行政が地域を経営しているからではないかと感じます。

戦後、家制度が解体され、核家族化が進み、さらに、「おひとり様化」の暮らしが定着しましたが、実は、個で生きるその先には何もありません。相続税は国が盗賊のように盗んでいる税です。子孫繁栄のために残した財産を積み上げて積み上げてきたのが日本の武家であり、商家です。

ところが、現代社会は、個人で稼いだ金は浪費が良い、相続税でとられるならば使ってしまえ、という世界観です。それで、未来を切り開く資金は確保できるのでしょうか。

ドラッカーの、「 #未来のための予算は好不況にかかわらず一定に保つべき 」とのいう助言は、古くから続く日本の商家の家訓に似ています。

先が見えない時代だからこそ貯蓄する、という日本の家訓は本質をついています。それが日本経済の足腰の強さ、利点となっていました。
メディアは、おひとり様を褒めそやし、グローバル化を是とし、家訓よりも国の教育を、個人も法人も蓄わえてきた「未来資金」を無理やり税として財務省が徴収する。

日本は日本によって破壊されてしまう、そんなふうにも感じてしまいましたが、多分、それは間違っていますね。良い未来しかやってこない。そう信じて、美味しいものでも食べて、三連休最後の今日もやっていきますわ。それでは!

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