7月16日 ニーズの存在 Process Need
おはようございます。
#ドラッカー #365の金言 #7月16日 #ニーズの存在 #Process_Need
#必要は発明の母という 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のACTION POINT
原題は、「Process Need」(プロセス上の必要性)。プロセスに必要なのだけれど、欠けているもの・ことがイノベーションの種になりますというお話。これはイノベーションの7つの源泉の3番目についてのお話です。
源泉1:予期せぬこと
源泉2:不一致
源泉3:プロセス上の必要性
源泉4:産業と市場の構造変化
源泉5:人口動態
源泉6:認識の変化
源泉7:新しい知識
日本の自動車事故を3分の2も減らした岩佐多聞のイノベーション「視線誘導標」
当時、モータリゼーションの発達により、自動車事故が猛烈な息をいで増えはじめた。特に夜間の事故が増えた。マスコミや野党からは、対策を要求する声が強まった。しかし今更道路を作り直すわけにはいかなかった。それでは問題の解決に20年もかかる。安全運転を呼びかける広報キャンペーンも他の広報キャンペーンと同じ結果をもたらしただけであった。すなわち、成果はゼロだった。
この危機的状況をイノベーションの機会として捉えたのが、岩佐多聞であった。彼は高速道路姚の視線誘導標を改造した。鏡の役を果たす小さなビーズ状のガラス球が、ヘッドライトの光を反射できるようにした。政府は岩佐の視線誘導標識を何十万個も買った。こうしてようやく日本の自動車事故は大幅に下がりはじめた。(「イノベーションと起業家精神」119ページより)
それってどんなものかっていうと、
よく見かけるこんなの、らしい。
こうしたイノベーションが成功するためには、次の5つの基準に合致していることが必要だという。
第一にプロセス全体が完結したものであること、第二に欠落した部分が一つだけあること、第三に目的とすべきものが明確であること、第四に問題解決に必要なものが明確であること、第五によい方法があるはずであるとの認識が浸透していることである。
お困りごとは儲けごと、という言葉があります。困ったこと、というコインの表面をひっくり返すと、儲けことになる、という意味です。
それをひっくり返してみれば、ニーズがある、なんとかしたい。それがイノベーションの原点であるし、人類進化の善エネルギーです。あなたのアイデアで世界を良くしていく。やっていきましょう。
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