9月15日 Managing Oneself: Work Relationships 集団と個
こちらの続き。
今朝も #ドラッカー #365の金言 でマネジメントとリーダーシップを学び、今日から未来を切り開くヒントになると幸いです。本日は #9月15日 #Managing Oneself_:_Work_Relationships #集団と個 。
今日も「#自らをマネジメントする」 シリーズになります。
#組織は信頼によって成立し信頼はコミュニケーションと相互理解によって成立する 。
#集団としての強み といえば、わが国では伝統的に 「#東洋の魔女 」や #シンクロナイズドスイミング のような #一糸乱れぬ #一致団結こそ正義 のようなチームづくりが主流のようにおもいます。
つまり、監督の考えがあって、その考えに、スタッフを合わせる、という考え方です。有名なのが、1980年代の西武ライオンズのチームづくりです。
選手の個性に合わせてチームづくりを行なうのではなく、広岡監督や森監督のチームづくりの考え方が主にあって、その首脳陣の考えに選手側が100%一致した動きを強いる、というやり方です。
例えば、現ライオンズ監督の辻発彦さんは182cmと比較的恵まれた体格で、社会人時代もホームランバッターのスラッガーとして活躍していました。しかし、プロに入り、西武ライオンズでレギュラーとして活躍するためには、「ホームランを捨てよ」と当時の広岡監督に言われ、バントと右打ちに徹したアベレージヒッターへと転向しました。
結果的に、辻選手はライオンズ黄金時代を支える選手として活躍し、引退後も各チームでコーチを歴任、2017年からライオンズの監督を勤めておられ、「いい野球人人生」を過ごせておられるのですから、それは結果オーライで良かったわけですが、選手の個性、強みを捨て、監督の要求する動きに合わせることが正義と当時はされていましたし、今もそういう考え方があるようです。
しかし、現在のMLBや海外サッカーのチームづくりを見聞すると、むしろ逆です。
選手を「監督のチーム作りの駒」とするやり方、ではなく、むしろ、個々の選手の強み、仕事のやり方、価値観を尊重した上で、チームのゴール(勝利数や優賞など)に到達するための采配として、ともに働く者全員の強み、仕事のやり方、価値観を活かす選手配置や選手交代をおこなっているように感じています。
ドラッカーはどう語っているのか?
問題は、それぞれが成果をあげることである。集団としての仕事ぶりは、一人ひとりの仕事ぶりによって規定される。したがって、それぞれの強み、仕事のやり方、価値観を生かさなければならない。
自らの強み、仕事のやり方、価値観、果たすべき貢献を知ったならば、それを誰かに知らせるかを考える。頼っている人たち、頼られている人たちが、あなたについての情報をもたなければならない。
コミュニケーションとは双方向のものであるがゆえに、ともに働く人たち全員に対し、彼らの強み、仕事のやり方、価値観を明らかにしてくれるよう気軽に頼まなければならない。(『明日を支配するもの』より)
ACTION POINT
#あなたの貢献を必要とする人たちとあなたが貢献を必要とする人たちを挙げそれぞれの果たすべき貢献の内容を考えてください 。
組織は、もはや権力によっては成立しない。信頼によって成立する。
今日もやっていきましょう