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3月20日 A Scorecard for Managers マネジメントの成績表

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  からスタートしましょう。

本日 #3月20日  

テーマは #A_Scorecard_for_Managers  

#マネジメントの成績表

そして、今日の金言は、

#マネジメントの仕事ぶりとは明日に備えて優れた仕事をすることを意味する

 収益とは、マネジメントの仕事ぶりの尺度ではなく、事業の成果の尺度である。事業の成果は、前任のマネジメントの仕事ぶりの結果である。マネジメントの仕事ぶりとは、主として明日に備えて優れた仕事をすることを意味する。
 事業の将来は、四つの分野における、今日のマネジメントの仕事ぶりによって左右される。
 第一に投資である。投資収益率を期待に照らして評価しなければならない。第二に人事である。人事の成果は評価不能ではない。かなり容易に評価できる。第三にイノベーションである。研究開発の成果は評価できる。第四に戦略である。期待したことは起こったか、目標は正しかったか、目標は達成されたかである。(『乱気流時代の経営』)

ACTION POINT 


#あなたの組織のマネジメントの仕事ぶりを評価してください

#投資と人事は正しかったか

#イノベーションは行なったか 、


#戦略上の見通しは正しかったかを評価してください

本日のテキストは、1980年発刊『乱気流時代の経営』> II 明日のための経営>6、経営管理者の採点表 81〜86ページより。

「利益」は経営者の業績を測る尺度としては正しくない。会社の業績の尺度である。しかも今日の会社の業績は、大体において数年前の経営者の業績の結果である。(同書、81ページ)

4つの分野で経営者の平均打率を計れ、とドラッカー。

4分野とは、

1)資本投資における業績

2)後継経営者や昇格人事が効果的だったのか、という人事面の業績。昇格させた人が期待した成果を挙げられなかったとしても、その責任を昇進した人に負わせることは正しくない。失敗した投資の責任は、任命権者、すなわち、経営者である。

3)イノベーションの業績。確かに研究開発や新規事業がヒットする確率は1000に3つ、巨額で長期の投資が必要な分野である。最も優秀な経営者でも良くて3割ではないか、とドラッカー。日立や3Mなどの優れたイノベーション企業は結果からのフィードバックで管理しているという。

4)戦略:戦略の期待した通りのことが起こったかどうか。業績に照らして戦略を判断するには、期待を明確にし、これを細大漏らさず書き留めておき、実際の出来事から期待に組織的にフィードバックすることが必要である。優秀な経営者ですら企業戦略は3割にも満たないのではないか、とドラッカー。

乱気流時代にあっては、経営者たるものは明日を管理するために、自分自身と自分の業績とを良く知っておかなければならない。(同書、86ページ)

これから増えるであろう、個人企業、小企業の起業。感染症に戦争にインフレ、不況という乱気流時代が再来しそうです。どんな業界にあなたがおられるにせよ、この点、押さえておきたいポイントと思います。今日を変えていこう。愛を込めて。



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