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3月6日 イノベーションのリスク

こちらの続きです

#ドラッカー #365の金言 #3月6日 #イノベーションのリスク #イノベーションに成功する者は保守的である

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3qUQZtj

“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“


と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。


著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。


今日のテーマ:イノベーションのリスク
今日のアクションポイント: #あなたのアイデアのうち最もリスクが小さくもっとも機会が大きなものに集中してください


起業家として成功した人を大勢知っているが、リスク志向の人はいなかった。イノベーションを成功させる人たちは、リスクを求めて飛び出すよりも、時間をかけてキャッシュフローを調べる。リスク志向ではない。機会志向である。

起業家がリスク志向ではなく、キャッシュフローを調べる保守的な経営者だ、というお話。

これはその通りだろう。

コンサル現場では、結構お医者さんがお金については無頓着な感じかな。まあ患者さんが途切れる、ということが無かったからだろうか。一般に、キャッシュ忘れる職人気質な人やアーティスト気質の人もいるけれど、キャッシュの意識なく経営していると、今回のようなコロナで一気に持ってかれてしまうから、と今回のことで、より慎重になった人も少なくないだろう。

ところで、また緊急事態の延長だ、という。

緊急事態なんて自粛するか!と突っぱねた、グローバルダイニングさん。前年比148%と大勝利。

飲食チェーンの2021年2月売上前年同月比。
20時以降も営業を続けたグローバルダイニングのラ・ボエムがなんと148.7%。グローバルダイニング全店だと、122%




https://www.fb-soken.com/monthly_sales.html



グローバルダイニングさんは、リスク志向か?

いや、お客さんと常々対話していて、もう飽き飽きしていたお客さんの声に耳を傾け、行政の声よりもお客さんの声を信じたのかもしれない。

一見、ギャンブルみたいに見えるが、自粛「要請」なので、従う必要はない。ライバルが皆自粛しているうちに、「顧客を創造」した。自粛は嫌だ、という顧客層をがっちり取り込む戦略的選択だったのかもしれない。いずれにしても、お客の需要をがっちりと掴んだ。イノベーションを起こしたんだ。

「会社が小さいうちは、市場と密接につながっているため、いかなる新製品が必要であるかということをかなり早く知りうる。また技術陣も自己の分を心得ていて、例えば、自分たちの力だけでなにもかもできるなどといった考えを持つことがない。彼らは、なにか会社のため利用できるものはないかと、絶えず新しい進歩に気を配っている」(「現代の経営「上」」93ページより)

今日もやっていきましょう。



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