8月21日 関所戦略 Ecological Niche: Tollbooth Strategy
#ドラッカー #365の金言 #8月21日 #Ecological_Niche :
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関所(トールゲート(料金所))戦略とは、ドラッカーの #イノベーションと起業家精神 391ページ以降に記されている。
18章 生態学的地位の一節
生態学的戦略には、3つの戦略がある。そのそれぞれが特有の要件、限界、リスクを持つ。(1)トールゲート戦略、(2)専門技術戦略、(3)専門市場戦略 (「イノベーションと起業家精神」392ページ)
これらの戦略は、競争を免れようとする戦略であり、挑戦を受けることさえないようにする戦略。目立たぬように、名より実をとるものであり、名もない中で贅沢に暮らすには良い、ということで、中小ベンチャー企業にとっては、「隠れた名企業」というポジションを抑えることができるのなら、最高じゃないかな。
同書では、油井向け火災防止装置製造販売会社の例が挙げられていた。
とある会社は、50年〜60年前、油井の火災防止装置を開発した。油井の火災の掘削コストは、数百万ドルに達する。一度火災が起こると、一切のものが台無しになる。したがって火災防止装置は、価格がどれほどであろうとも、安い保険である。油井の現場=市場は限定的で成長市場ではないものの、専業の火災防止装置については、その会社が独占的に供給しており、しっかりと地位を確立している、という。
小さな領域において、実質的な独占を実現することを狙いとする。そういう市場を確保すれば、少なくとも生きてはいける。
ACTION POINT:
#あなたの産業におけるプロセス上のギャップを探してください 。
Exploit an incongruity in an internal process using the tollbooth strategy.(「料金所戦略」を使って内部プロセスの不整合を搾り取る)
そういうやり方もありますね。
今日もやっていきましょう
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