12月2日 Turbulent Times Ahead 乱気流時代の到来
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 人生とマネジメントを深めたいと思います。
本日 #12月2日 のテーマは #Turbulent_Times_Ahead
#乱気流時代におけるマネジメントの最大の責任は自らの組織の生存を確実にすることである 。
乱気流時代にあっては、組織のマネジメントにとって最大の責任は、自らの組織の生存を確実にすることである。すなわち組織の構造を堅固にし、打撃に耐えられるようにし、急激な変化に適応し、新たな機会を捉えることである。乱気流は不規則であって、非線形かつ不連続である。しかし、その底辺にある原因については、分析し、予期し、コントロールすることができる。
マネジメントに携わる者が対処することができ、しかも対処しなければならないものは、乱気流の最大の原因である人口構造の変化、とくに先進国における変化である。
人口構造の変化は、すでに世界経済のありようを変えた。資本による支配を目指してきた従来型の多国籍企業に代わり、グローバルな生産分担に基盤をおくグローバル企業が世界経済の主役となりつつある。
人口構造の変化は、新たな消費市場を生み、旧来の消費市場を再編しつつある。労働市場を多様化しつつある。一方において定年の考え方を吹きとばし、一方において長期的視点からの労働力の再編を必然としつつある。(『乱気流時代の経営』1980年 序文 14〜15ページより)
ACTION POINT
#組織を襲いつつある乱気流の原因が何かを考えてください 。
#その対応策を考えてください 。
「乱気流時代の経営」(原題 ”Managing in Turbulent Times”)は、1980(昭和55)年5月に発刊されました。
本書が発刊された80年はどんな年であったか、というと、まさに「乱気流」時代の幕開けといってもいいでしょう。
我が国は、順風な高度経済成長で過ごしてきた60年代が終了、沖縄返還が決まり(69年)実現(1972年)、大阪万博開催(70年)、札幌五輪(72年)と明るいスタートができたと思いきや、いきなりのニクソンショック(71年)、ニクソン訪中(72年)により米中接近、さらに73年、79年と2度のオイルショック、75年米ベトナム戦争敗北撤退、79年ソ連アフガン侵攻により80年モスクワ五輪ボイコット、三菱重工事件やあさま山荘事件相次ぐテロ事件と60年代までの高度経済成長時代から低成長時代へ、そして、国際紛争が続く10年と大きく切り替わった、というか、これまでの考え方から切り替えなくてはならない10年間が70年代でした。
その不安定な10年を経て、迷い多き80年代のスタートは何を指針としたらいいか、というタイミングで発刊されたのが本書です。
さて、現在もまさに乱気流ですね。
2019年武漢で発症した感染症騒動もこの10月ようやく収まったと思ったら、12月からは新型さんが登場だとか、さらに、塩サバまでインフレとか、
中東が生産止めたからオイルショックで価格高騰、半導体不足、給湯器も修理に半年とか。。
そこに円安
肥料も値上がり
社会保障費ばかりかかる高齢化社会、少子化、天皇家が揺らぐマコ騒動、ウクライナ、アフガン、イスラエル、台湾・尖閣と紛争が起こりそうだから防衛費増やさなくちゃいけない。加えて、CO2排出制限がーと環境税?炭素税?誰に払うんだ?IOC、WHO、国連が機能せず金ばかり要求、日本だけがデフレ→給与上がらずスタグフレーションに。
過去、1つ1つ対処して解決してきた問題が今回は、一気にまとめてドーンと一気に襲ってきたかのようなタイミングになってます。戦後の国連体制まさに、乱気流の時代。
乱気流の時代にあっては、
乱気流は不規則であって、非線形かつ不連続である。しかし、乱気流の原因は、分析し、予測し、コントロールすることが可能である。経営管理者が管理でき、また管理しなければならない乱気流の最大の原因の1つが、人口構造と人口動態によってもたらされる変化である。この変化は、すでに世界経済の結びつきまで変えつつある。(『乱気流時代の経営』1980年 序文 14〜15ページより)
そして、予測することができる。ただ、それだけでは不十分である。
ドラッカーは予測屋ではなく、読者に実践を求めている。
乱気流時代にあっては、組織のマネジメントにとって最大の責任は、自らの組織の生存を確実にすることである。すなわち組織の構造を堅固にし、打撃に耐えられるようにし、急激な変化に適応し、新たな機会を捉えることである。(『乱気流時代の経営』1980年 序文 14ページより)
乱気流からの防御、守りを固め、打撃に耐えられるよう変形し、変化に適応した上で、
ここにおいて必要とされるものが、明日のための戦略である。重大な変化が生起しうる領域を予測し、それがいかなる種類の変化であるかを考えた上での戦略である。その戦略によって、企業、或いは、病院、学校、大学などの公的機関は、変化を捉え、乱気流そのものを好機に転換させなければならない。(『乱気流時代の経営』1980年 序文 17ページより)
乱気流の時代とは、新たな現実を理解し、受け入れ、これを利用しようとする者にとっては、最大の好機である。それは特に組織の指導的地位にある者にとっての好機である。(『乱気流時代の経営』1980年 序文 18ページより)
新しい現実を理解し、好機を発見せよ、という提言です。
今日もやっていきましょう。
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