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10月6日 Organize Dissent 意図しての不一致
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 からスタートして、一歩先にゆきましょう。今朝、 #10月6日 の言葉は #Organize_Dissent
我々の常識では、「全会一致」。「喧嘩するくらいなら場が整うならエゴを捨てて謝ったほうがいい」という考え方の方が強いんじゃないだろうか。つまり、対立者が居ないよう調整することで個人や派閥の対立・憎み合いを生まないようにすることで、安定した組織を実現しようとする。
ところが、ドラッカーは、GMのスローン会長の意思決定に驚かされたという。
対立する見解が衝突し、異なる視点が対話し、いくつかの判断からの選択があって、はじめて(意思決定を)行うことができる。意思決定の原則とは、意見の対立がないときには決定を行なわないことである。 GMのスローンは、「では全員お意見が一致していると考えてよいか」と聞き、異論が出ないときには、「では、意見の対立を生み出し、問題の意味について理解を深めるための時間が必要と思われるので、次回また検討することにしたい」といった。
この価値観は、多くの日本人にとって違和感があるのではないだろうか。異論を生み出さぬよう、異論すら包み込む、そんな人物を「大物(大人(たいじん))」とする、例えていうと、西郷隆盛、大山巌のように決断する人物こそ、理想の大将である、そんな生き方を勧められたものだ。
しかし、スローン会長の意思決定は異なっていて、そして、それも、深い考えがあってのことと知るのだ。
意見の対立を促すのには三つの理由がある。第一に、組織の囚人になることを防ぐことである。必ず誰かが何かを求めている。第二に、代案を手にすることである。いかに熟慮しようとも、代案なしでは決定は賭けに終わる。第三に、想像力を引き出すことである。
人格を攻撃しない。意見の差異があって、それですら、発言者を大切にする。そして、何が正しいのか、そこだけを追求していく。そんな意思決定が大事である、ということなのだろう。
ACTION POINT
#いろいろな考えの人を意思決定のプロセスに参加させることによって意図して意見の不一致をもたらしてください 。
#誰が正しいではなく何が正しいかを考えてください 。
今日もやっていきましょう。
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