いらない人なんていない 1月3日 Management Is Indispensable 不可欠の存在としてのマネジメント
#1月3日 今日もあけましておめでとうございますのランチタイムです。今日は、お焚き上げに参加しています。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#Management_Is_Indispensable (マネジメントは不可欠なもの)
#不可欠の存在としてのマネジメント
今日のテキストは、1956年に出版され、以後も経営者のバイブル、となった名著『 #現代の経営 』第1章 #経営者の役割 1987年版だと上巻3ページより)
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このドラッカーの考え方は、企業の資源とは、B/S上の固定資産だけでなく、人的資源も含めて「企業資源」である、という考え方です。
「経営者は、物的資源のみならず、人的資源も活用して、社会の発展に寄与する責任を社会から託された機関」とドラッカーは記しています。
ここには、社員や資源を切り捨てる、という発想はありません。そして、彼のこうした考えは、我々日本人が「無駄遣い」を嫌悪し、ものを、人を、大切にする、という伝統的な考え方と共通点があると感じています。
人を大切にする、ということは、よりそう、とか、優しい言葉をかける、だけでは不十分。その人が社会に寄与して、周りの人たちやお客さんから喜ばれ、感謝されるようになると、奇跡のようなことが起こるのです。
宮嶋望さんの「いらない人間なんていない」には、家族から追出された人や軽度の障がいの人が受け入れられて、それぞれが農場での役割を担いながら、世界一のチーズ作りに励んでいるとドラッカーさんとの共通点のように感じました。
2014年に国交省が「消滅可能性自治体」として全国1700の自治体のうち、約半数の896の自治体が2040年までに消滅する、と発表しました。多くの自治体が消滅を避けるため、あの手この手で町おこしや少子化対策に励んでいますが、なかなか成果が上がりません。
この政策は、グローバリズムと真逆のローカル化です。そして、地方の消滅を防ぐには、地方ごとの「殖産興業」による収入増を実現することが不可欠です。
例えば、江戸時代末期、備中松山藩では、元本だけで総額10万両を超える負債を抱え、藩士の家禄の借り上げや年貢の臨時徴収が常態化、さらに表向きは5万石とされていた藩の実際の石高は半分にも満たない約1万9千余石に過ぎず、これまでの元締役は債権者に藩の実収入を隠して借金を繰り返していたことを明らかにした家老の山田方谷。
彼は、借金の繰延を債権者に申し出ると同時に、殖産興業策として、伝統的な「たたら製鉄」業から「鍬」を作り、「備中鍬」として、ブランド化。流通も藩の専売として、大市場である江戸へ直接持ち込み販売した結果、大ヒット。その利益から繰延した負債を短縮して支払い、7年後の安政4年(1857年)には10万両の負債を完済し、さらに10万両の余剰金の蓄財に成功し財政再建を成し得たそうです。
地方消滅を防ぐには、小さくとも、地元で作られる産業を保護育成する政策が必要でしょう。今、多くの企業が外資に買われています。それは、日本を売るだけでなく、日本国民を売ってしまっているのではないでしょうか。
その土地に根ざした人の生きる術を奪うな、それを巨大な多国籍企業に売るな、手放すな、というローカル運動に光を当てるべきと思います。
今日も良い1日を!
#二葉の草を育てる者こそ人類の福祉に貢献する者である 。
#マネジメントの能力・真摯さ・仕事ぶりが社会の発展に不可欠なことを示してください 。
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