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5月14日 Splintered Nature of Knowledge Work 知識労働の細分化

おはよう! 今朝も #ドラッカー #365の金言  からスタートしましょう。
本日 #5月14日  
タイトルは、 #Splintered_Nature_of_Knowledge_Work
#知識労働の細分化

そして本日の金言は、

知識労働は細分化されざるをえない。


知識労働は専門的である。あまりに専門的であるがゆえに、ほとんどの組織において細分化されざるをえない。したがって、知識労働者を基盤とする組織にとっては、それら細分化された専門知識をいかにマネジメントするかが大きな課題となる。
そこで病院は、高度に専門化した知識労働者をマネジメントし、配置し、満足させるために、仕事をアウトソーシングし、雇用業務代行会社を使い、人材派遣会社を使う。今日の病院こそ、知識労働の細分化によってもたらされた一大マネジメント複合体である。
ベッド数300の中堅病院さえ、直接間接に3000人もの人が働いている。その半数は何らかの分野での知識労働者である。大きな部門は看護と管理の2つだけである。医療技術の専門分野は30種を越える。理学療法、各種検査、ケースワーカー、腫瘍治療、外科手術、睡眠治療、超音波検査、その他諸々の知識労働である。これらすべてをマネジメントする病院は、今日の組織の中でも際立って複雑な存在である。

『ネクスト・ソサエティ』、eラーニング教材『ネクスト・ソサエティ』

ACTION POINT

#アウトソーシングできる仕事をあげてください

#実際にアウトソーシングし

#その仕事ぶりをモニターしていくためのプランをつくってください

本日のテキストは、『ネクスト・ソサエティ』、eラーニング教材『ネクスト・ソサエティ』より。特に該当するのは、『ネクスト・ソサエティ』(2002年刊)第Ⅲ部 第2章 人こそビジネスの源泉>分化する組織 174〜176ページ。

 知識労働者の集合体である現在の組織では、かつてのマネジメント方法とは異なる方法が必要です。それをドラッカーは次のように記しています。

 かつての労働力は、システムによって生産性を向上させた。(中略)
 知識を基盤とする知識組織では、システムそのものの生産性を左右するものが、知識労働者一人ひとりの生産性である。かつては働き手がシステムのために働いたが、知識労働では、システムが働き手のために働く。
 このことのもつ意味を教えてくれる組織の例は、すでに十分すぎるほどある。大学を優れた大学にするものは、優れた教員や学者を惹きつけ、成長させ、傑出した教育と研究を行わせる力である。オペラハウスについても同じことが言える。知識を基盤とする企業に最も似た組織がオーケストラである。そこでは30種類もの楽器が同じ楽譜を使って、チームとして演奏する。偉大なソロを集めたオーケストラが最高のオーケストラではない。優れたメンバーが最高の演奏をするものが最高のオーケストラである。
 オーケストラの立て直しを頼まれた指揮者は、あまりにだらしのない者や歳をとりすぎた者しか交替させられない。あたらしいメンバーを大勢いれる訳にはいかない。引き継いだものを最高のものに変えなければならない。そこで優れた指揮者は、各演奏者、各パートとの接触を深める。雇用関係は与件であって、メンバーは変えられない。従って、成果を上げるのは、指揮者の対人能力である。

『ネクスト・ソサエティ』(2002年刊)、177〜178ページ

組織のために働く時代から、組織が人のために働く時代へ。
今日もやってきましょう。愛を込めて。

こちらを読んでいきましょう。

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