9月5日 Focus on Contribution 貢献第一主義
おはようございます。
今日は #9月5日 #Focus_on_Contribution #貢献第一主義
本日のテーマは、貢献第一主義 #成果をあげる人は貢献に焦点を合わせる 。
ということで、本文を見ますと、
圧倒的に多くの人たちが、下に向けて焦点を合わせる。成果ではなく努力に焦点を合わせる。組織や上司がやるべきことや、自らがもつべき権限を気にする。その結果、成果をあげられないでいる。
この「下に向けて」とは一体なんだろう?
原文はこうなってます。
The great majority of executives tend to focus downward. They are occupied with efforts rather than with results. They worry over what the organization and their superiors “owe” them and should do for them. And they are conscious above all of the authority they “should have.” As a result, they render themselves ineffectual. The effective executive focuses on contribution. He looks up from his work and outward toward goals. He asks: “What can I contribute that will significantly affect the performance and the results of the institution I serve?” His stress is on responsibility. ( deepl訳: 大多数のエグゼクティブは、下向きに集中する傾向があります。結果よりも努力で頭がいっぱいになります。組織や上司が自分に「義務」を負い、自分に何をすべきかを気にしています。そして、何よりも「持っているはずの」権限を意識します。その結果、自分自身が無力になってしまうのです。有能な経営者は、貢献に焦点を当てます。自分の仕事から目をそらし、目標に向かって外を見ます。彼は問いかけます。 「自分が仕える組織のパフォーマンスや結果に大きな影響を与えるような貢献ができるだろうか」と問いかける。
彼が強調するのは責任です。(「経営者の条件」より)
経営者や幹部たちが、組織の部下たちに意識を集中させている、ということのようです。そして、部課長クラスも、上司を喜ばせることにだけ気を配る「下っ端根性」で、尻尾を振っています。ドラッカーはそれを脱皮して、積極的に仕事上の責任を引き受ける「有能な経営者」へ成長しよう、と要求しています。
つまり、経営者の仕事は、下への指示命令や権限を振り回すこと、ではなく、目線を上げて、「上(=組織、社会、存在意義、目標)への貢献」に焦点を合わせて、自らの果たすべき貢献を考えるべきだ、と説いています。
さらに、「明日を支配するもの」の中で病院の事例を紹介し、記しています。
ある病院の新任の院長が、自分にできる貢献は何かを考えた。由緒ある大病院だった。だが、すでに30年の長きにわたって、名前にあぐらをかいていた。そのため、二流になりかけていた。
その院長は2年間で、何か1つ重要な部門を超一流にすることが自分にできる貢献であると考えた。そこで、救急治療室と精神障害センターという、規模が大きく、目立ち、しかも、ずさんになっていた2つの部門に目をつけた。
救急治療室については、何を要求し何を具体的な成果とすべきかを考え、運び込まれた患者は1分以内に看護師が診ることにした。1年後、この救急治療室は、モデルとして取り上げられるまでになった。この改革は、病院にも、基準と規律と評価が可能であることを示すものとされた。2年後には、病院全体が一変した。
このように、自らの貢献は何か、という問いに答えを出すこと、そして、その答えから、取るべき具体的な行動、始めるべきこと、期限などが決まってくる。
これに対し、成果をあげる人は貢献に焦点を合わせる。外の目標に目を向ける。組織の成果にいかなる貢献を行なうかを考える。責任を重視する。(「経営者の条件」より)
ACTION POINT
#貢献に焦点を合わせることによって常に全体の成果を考えてください 。
今日もやっていきましょう。
貢献と自由と責任について、もう少し突っ込んでます。良かったらこちらもご覧ください ↓
https://note.com/dialogjapan/m/m740de8d0218d
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