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何をすればいいのか?それが問題だ 5月24日 Defining the Task in Knowledge Work 知識労働の仕事

本日のテキストも、昨日の続き、1999刊『明日を支配するもの』 第5章 知識労働の生産性が社会を変える>2 先進国の運命を決める知識労働の生産性>仕事の目的を考える 171〜172ページより。


#5月24日  金曜日になりました。
今日の #ドラッカー #365の金言  
テーマは 
#Defining_the_Task_in_Knowledge_Work (知識労働において仕事を定義する)
#知識労働の仕事

そして、今日の金言は
#いかに行なうかは何を行なうかの後に来る問題である

ACTION POINT :
#あなたは何によって報酬を得ているか
#何によって報酬を得ているべきかを考え
#知識労働者としてのあなたの仕事の内容を明らかにしてください

知識労働では、何を行なうかが第一の、しかも決定的な問題になる。知識労動はプログラム化されていないからである。なすべきことを決めるのは知識労働者本人である。なぜならば、最も高価な生産手段すなわち教育を手にし、最も重要な道具すなわち知識をもっているのは、知識労働者本人だからである。

肉体労働は、仕事が定型化されているけれど、知識労働では、「なんの仕事をおこなうか」が決まっておらず、決めるのは知識労働者自身。だからこそやり甲斐もある訳ですが、だからこそ難しいのです。

知識労働の生産性を向上させるためには、知識労働者自身に対し、行なうべき仕事は何か、何でなければならないか、何を期待してよいか、何が邪魔であってなくすべきかを問わなければならない。知識労働では、いかに行なうかは、何を行なうかの後に来る問題である。


日々のルーチン業務ですら、

「行なうべき仕事は何か、何でなければならないか、何を期待してよいか、何が邪魔であってなくすべきかを問わなければならない。」

行なうべき仕事は何か、どんな成果やアウトプットを期待すべきかと問うべきだとドラッカーは記しています。

 さて、現場を見渡すと特に、若手の人手不足により、個々の職員に課せられる業務量は増大しているものの、その一方で、「働き方改革」の名のもと、業務時間は制限され、かつてのような「残業し放題」「働き放題」という働き方は許されなくなっています。

 そして、求められるアウトプットや業績はこれまで同様もしくはこれまで以上に高いものを求められています。成果は報酬や社内評価に直結するため、より効率よく働いて成果を上げるか、が求められます。

したがって、現場を指揮するマネージャーにとっては、業務の割り振りやコントロールがより重要になっており、昭和のようなゆったりとした時間の使い方が出来なくなって、目先の「重要x緊急」の業務にばかり集中している、というのが現状ではないかと思います。

目先の「対処」ばかりに集中すると、俯瞰して物事が見えなくなり、長期的視点での発展を考えられなくなり、真の「問題解決」への視点を見失ってしまうことが少なくありません。

真に解決すべきは、「問題の真因の解決」ですが、そこに至るだけの時間とエネルギーを注ぎ込むことができなくなることこそ、大きな失敗に至ってしまうものと思われます。

ということで、

多忙な中ではありますが、緊急対応ばかりではなく、真因を解決したり、イノベーションによって発展に向けて今日もやっていきたいですね。

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