長期ビジョンの重要性

世界的にコンテナ需要が逼迫しています。

コロナ禍の異変 コンテナはどこへ？ | NHKニュース

[FT]中国・欧州間の輸送費、4倍に　コンテナ不足（写真=ロイター）

これまで20年かけて、中共は、コンテナ市場のシェア80％をとり、

中国企業3社がコンテナの製造の80%を担っていると。そしてコンテナ不足でも製造は加速しないだろうと。
昨日のCAIのCEOが話した事が記事に引用されています。

“Three Chinese companies — CIMC, DFIC and CXIC — produce about 80% of the world’s containers. “ https://t.co/2JTKfQkJmX

— とっしゅ@米国株＆中国株 (@tosh_2017) February 18, 2021

そして、これから30年後の2049年の一帯一路の実現に向かって、長期ビジョンを掲げ、計画し、その実現に向かっています。

世界的なコンテナ不足が問題になっていますが、今日はこの事態にコンテナ製造会社、中国政府、更にそこにコンテナリース会社がどの様に絡んできたかについて書きたいと思います。できる限り分かり易く書きたいと思いますので、長文をご容赦頂ければ幸いです(1/17)

— ちゃん社長 (@Malaysiachansan) January 19, 2021

「世界的なコンテナ不足が問題にな...」、@Malaysiachansan さんからのスレッド - まとめbotのすまとめ

ちゃん社長のスレッドを読むとわかりますが、

コンテナ製造自体が何の技術革新も無く、製造コストでしか勝負する要素が無かった

ってことをチャンスにして、市場を独占。

需要＞供給　

の状況を生み出しているため、コンテナ増産しない限り、市場は独占したもの＝中国、が勝ち続けます。

運賃は4倍に高くなっていて、コンテナ需要が伸びているため、独占的地位をキープし続けるためには、コンテナ増産しないという中共の選択は合理的です。

「競争こそ自由を拡大する」などという新自由主義者の言説は嘘、戯言です。

事実は、独占こそ正義です。独占、というと響きが悪いのですが、戦略とは独占市場を作り、キープし続ける方法のこと。戦いしても無駄、と諦め、勝利し続ける立場を保つこと。それが競争的優位にある、ということです。

長期ビジョンの重要性

こうしたコンテナ輸送市場でダントツ状況を作るため20年間中国は準備してきたとのこと。これは2049年の中華人民共和国100周年において「一帯一路」の完成と中華世界の達成というビジョン実現のための計画なのです。