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5月27日 Management: A Practice 実学としてのマネジメント

本日のテキストは、1946年刊『企業とは何か』の2005年版、終章 成功を原因とする失敗>恒久的足るべきGMの経営政策 269〜270ページ より。


#5月27日  月曜日です。いよいよ今月も最終週となりました。
今日の #ドラッカー365の金言
テーマは、
#Management :  #A_Practice (マネジメント:実践) 
#実学としてのマネジメント

本日の金言:
#経営政策について重要なことはうまくいくかいかないかである

ACTION POINT :
#成果をあげるうえでのあなたの実務上のコツを3つあげてください

実践こそマネジメント。マネジメントは実践から。
現実と向き合わなければ役に立たないので、マネジメントでもないのです。

経営政策を含め、人間社会にかかわる事柄について重要なことは、正しいか間違いかではない。うまくいくか、いかないかである。常々いっていることだが、マネジメントは神学ではない。実学である。

うまくいくか、いかないか。
「マネジメントは理論だけじゃない。実学である」と #ドラッカー

明日というものは、平凡な仕事をしている無名の人たちによって今日つくられるということである。

『マネジメント・フロンティア』(1986年)序文より

経営はみな同じではなく、それぞれ置かれた状況は異なります。Aというケースでうまくいったことも、自分の状況ではうまくいかないことも多々あります。そこを追求しつつ、実を取ることが経営者には求められます。

例えば、近年厳しさが増す地銀の経営。

 きらやか銀行(山形市)と仙台銀行(仙台市)を傘下にもつ「じもとホールディングス」は、新型コロナウイルス禍で経営が悪化。21年3月期に最終赤字に転落し、いったん黒字化したものの、24年3月期に2期連続で最終赤字を計上した。 傘下のきらやか銀で取引先の経営破綻で損失が発生し、焦げ付きに備え貸倒引当金を積み増した。金融庁から180億円の公的資金の注入を受けたことに伴い、国に優先株を発行しましたが、国に配当金を払えず、今回、国の管理下に置かれる状態になることとなりました。

 帝国データバンクの調査によると、山形県では山形銀行がシェア34.36%で1位。きらやか銀行23%と2位。同様に、宮城県では七十七銀行というジャイアントがシェア56%と一強。仙台銀行はシェア2位であるものの、わずか13.05%と大きく引き離されていました。

「じもとホールディングス」は、2位連合の地銀グループです。


金利の高低だけで取引が決まる規模の経済では、「2位じゃダメ」ということです。

では、彼らに逆転の目はあるのか?・・・単純な乗り換えキャンペーンではダメでしょう。

例えば、国有化を機会に、国の権威のもと、2位以下の金融機関を買収し、市場シェアを1位に肉薄する、あるいは、奪い返したのち、次の一手が打てるのではないかな。

国有化はある意味チャンスかもしれません。

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