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地域社会よりも、組織の論理が優先されるのが現代社会。 2月9日 Organizations Destabilize Communities 組織とコミュニティ
おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言 を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。
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さて、
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今日もあなたが良くなりますように。
今日のACTION POINT:
#店舗の新設がコミュニティの抵抗にあったら 、#どうしたらよいでしょうか 。
#どのようなときに 、#進出を諦めるべきでしょうか 。
コミュニティとは、地域の共同体ってこと。
組織の構成員は、コミュニティに生活し、コミュニティの言葉を話す。コミュニティの学校に子供を行かせ、投票し、税金を納める。彼らは、コミュニティに安住する。そして彼らの仕事の成果はコミュニティに現れる。
地域社会は、安定と不変化を求め、組織にコミュニティへの貢献を求める。
しかし、組織自身は、技能や専門知識に対するニーズの変化に直面するため、安定よりも変化を優先させ、変化を組織の文化に取り入れて、コミュニティに貢献しようとする。変化に対応するため、地域社会に暮らし、雇用したスタッフを解雇することも辞さない。
たとえば、岐阜県の坂祝町。
某三菱自動車(M社)がパジェロ工場を置き、コミュニティのx万人が雇用され、町も税収の3分の1を依存し、「パジェロの町」としていた。ところが、長引く不況とパンデミックによって、M社は坂祝町のパジェロ工場閉鎖を決めて、他地域へ生産拠点を一元化することとした。
困ったのは、坂祝町である。1万人以上の人口は、2千人も減少。税収は閉鎖後60%に落ち込み、工場周辺のサービス業も従業員がいなくなったため、一気に過疎化。廃業が相次いだ。
自動車パジェロを製造する三菱自動車工業株式会社の子会社「パジェロ製造株式会社」の本社、ならびに本社工場があった。これが町税収入の1/3を占めるなど「パジェロの町」と言われており、同町のHPではパジェロを特産物の一つとして紹介しているほどであった。親会社である三菱自動車の再編問題では「パジェロ製造の廃止」が決定されたが、岐阜県と坂祝町による存続運動で廃止が撤回された経緯もあった。しかし、該社は2021年上期をもって全ての車種の生産を停止し、その後工場閉鎖となる事が2020年7月27日付の三菱自動車工業株式会社からのプレリリースにて正式に発表された[1]。2021年8月6日をもって全ての車種の生産を停止し[2]、同8月31日をもって全ての生産活動を終了し、工場を閉鎖した[3]。なお、閉鎖後の工場敷地及び建物は、大王製紙に約40億円で売却されることが、2022年3月に公表された[4]。
M社は工場廃止を2010年代に決めていたものの、県と町というコミュニティからの陳情を受け、閉鎖を21年8月まで引き伸ばしたものの、業況回復せず、工場閉鎖が決まった。
1年後の2022年8月に、大王製紙が40億円で跡地を買収。この1月から雇用も再開するという。
このように、地域コミュニティの理屈よりも、組織の理屈(文化)が優先されることは、工場閉鎖や事務所閉鎖といった事象によって散見される出来事です。
今、日本だけでなく先進国中で起こっていることは、たとえ企業がコミュニティと社会への貢献を謳っていても、組織が環境の変化に対応するため、工場閉鎖や撤退が決まれば、雇用されていたスタッフが解雇され、税収が減ると、地域コミュニティは不安定化する、ということです。終身雇用制を止める大企業が増えれば増えるほど、地域コミュニティの安定化が失われ、家庭を持つ従業員は減り、少子化がますます進む、という悪循環であろう。
とはいえ、官も民も経済性のない事業に「公金ちゅーちゅー」させる訳にはいかないだろう。
国が全ての問題を解決できるわけではないです。すでに46%を超えている国民負担率をこれ以上の増やすことは経済を縮小させ、社会に悪影響です。
逆に社会保障費を下げ、減税して、個人が自由に使える手取り金額を増やすことによって、経済活性化を高めることが望ましいんじゃないか、と思います。
あなたはどうお考えになりますか?
#組織の論理がコミュニティの価値と衝突するとき組織の論理が優先する 。
組織はコミュニティにおいて活動する。成果はコミュニティに現れる。しかしコミュニティに埋没することを許されず、コミュニティに従属することを許されない。その論理はコミュニティを超越する。地域社会が雇用を依存している工場を閉鎖し、白髪のベテランに代えて25歳のソフト技術者を据えなければならない。これらのすべてがコミュニティを動揺させる。すべてが不当とされる。すべてがコミュニティを不安定化する。
組織の論理は、コミュニティによってではなく、その果たしている機能によって決まる。組織の価値観が、その役割によって決まる。病院、学校、企業は、自らが行なっていることが不可欠の貢献であることを信じられなければならない。同種の組織は、同じように組織され、同じようにマネジメントされる。
組織の論理がコミュニティの価値と衝突するとき、組織の論理が優先する。さもなければ、社会への貢献を行なえなくなる。
今日は #2月9日 #戊狗 (つちのえ・いぬ)、 #八白 #先勝
#Organizations_Destabilize_Communities ( #組織はコミュニティを不安定化させる )
#組織とコミュニティ
去年の記事はこちら
本日のテキストは、『ポスト資本主義社会』(1993年) 2章 組織社会>変革機関としての組織>組織とコミュニティ、組織の文化 117〜119ページより。
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