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「必要は発明の母」とは本当です。 7月16日 Process Need ニーズの存在
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言
からスタートしましょう。
「こういうのあったらいいな?無いのか。じゃあ作っちゃおう。」
こんなシンプルな動機で製品やサービスを作ってヒットさせている会社は少なくない。
例えば、岐阜の未来工業さん。設備工事の現場で職人さんの困った、こう言うの欲しい!と言う資材ニーズを汲み上げて、ライバルよりも先に開発。電気設備資材・給排水設備およびガス設備資材の市場で大きなシェアを獲得しています。
「お困りごとは儲けごと」というのは、本当のことで、「それ、この部材でどうですか?」と持っていくことで市場開拓することは、このデフレ市場においてもまだまだ可能と思います。
今日の話はそんな話です。
#7月16日
#Process_Need
#ニーズの存在
必要は発明の母という
必要は発明の母という。予期せぬことやギャップが、イノベーションの種の存在を教えるのに対し、ニーズは、イノベーションの種として存在していないものを教える。たとえば、プロセス上のニーズである。誰もがその存在を知っているが、誰も手をつけない。だが、ひとたびイノベーションがなされるや、直ちに、当然のこととして受け入れられ、普及していく。
プロセス上のニーズがイノベーションの機会となるためには、5つの条件を満たさなければならない。第1にプロセス全体が完結したものであること、第2に欠落した部分が1つだけあること、第3に目的とすべきものが明確であること、第4に問題解決に必要なものが明確であること、第5によい方法があるはずであるとの認識が浸透していることである。
ガーデニング用品最大手のO・M・スコットがよい例だった。同社は芝生用の肥料と殺虫剤の散布用スプレッダーによって、今日の地位を手に入れた。この製品が世に出るまでは、肥料と殺虫剤を均等に撒くことができなかった。今日では、スプレッダーは当たり前のガーデン用品になっている。
ACTION POINT
#それは何ですか 。
本日のテキストも1985年の『イノベーションと起業家精神』4章 源泉=調和せざるもの 109〜110ページ、5章 源泉=プロセス・ニーズ 113〜124ページより。eラーニング教材『変化の駆動力』(未入手)より
芝生を育てるには焼砂や肥料散布は、厳密な作業である、と、どのメーカーも芝生育成業者も言っていたが、その作業に必要な道具を提供していなかった。しかし、誰もが芝生育成作業者に厳密さを要求していながら、そのための道具がない、と言う不調和があった。それがイノベーションの好機となり、スコッツ社がスプレッダーという肥料散布機を開発して、参入することができた理由でした。
お困りごとを解決する、そんな方向で、未来を良くしていきましょう。今日を変えていこう。愛を込めて。ドラッカー経営研究家 ごんごんでした。
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