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ともいきの思想 1月23日 Private Virtue and the Commonweal 私徳と公益

#1月23日  火曜日のランチタイムとなりました。
今日のテーマは、  
#Private_Virtue_and_the_Commonwealth  
#私徳と公益

 このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛え、儲けのヒントを獲得する教育エンタメNOTEです。今日のテキストは、『 #現代の経営 』1987年版だと下巻の263〜264ページあたり。

 例えば、金融庁は銀行の役割を「顧客との共通価値の創造」であると定義しているそうです。
 これまでの銀行のリスク管理は、預金者保護のため、銀行が潰れないようにするために行われてきました。あくまで銀行のため、銀行中心での考え方でした。しかし、人口減少が続き、いよいよ地方の都市が消滅するかも、という問題に直面した時に、預金者保護を目的としてきたリスク管理が、実は、自分たちの存在基盤である地域経済の発展に阻害になっていたかもしれない、と気づき始めたのです。

この例などは、己のためと貫いていたことが社会善となる、と信じていたが、社会の変化で、社会悪になってしまった、という今日の #ドラッカー の指摘に当たるものと思います。

 では、銀行はどうあるべきか。

 地域の顧客と共に銀行もチャンスもリスクも共有して、地域経済という生態系の器に対して価値の創出をしなくてはいけない、という視点に立たなければならない、ということです。答えは簡単ではありませんが、これが「共通価値の創造」ということではないかと思います。

 顧客とリスクも利益もシェアするという観点に立って、「共に生きる」。「共生(ともいき)」とは、仏教の考え方です。

この考え方は、縁起思想に基づいています。 生物も非生物も、すべては縁(よ)って存在し、変化する。 そのことによってすべての物はつながり、互いに支え合っているという考え方です。

 仏教思想と銀行経営が結びつく、とは思いもしないものですが、価値観は大転換して、銀行と顧客とは、もはや対立構造にあるのではなく、「ともいき」の思想に立つ、という解決案が、これからの経営にも活かせる考え方と思います。

 ドラッカーは西洋人ですが、彼の言説をもとに、実に東洋哲学の思想を合わせて考えていくと、思いもよらない解決方法が見えてきます。

#私人の徳を社会の福利の基盤としたとき徳のある社会が実現される
#商品やサービスのうち公益を重視しなかったために失敗したものあるいは失敗しそうなものを3つあげてください

常識はずれの発想法が新しい時代を築いていきます。今日も喜んで!

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