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妥協する前に、要件を完全に満足する解決策は何かということを考え抜くこと。 10月3日 Decision Making 意思決定と妥協

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

#10月3日  
#Decision_Making
#意思決定と妥協

今日のテキストも昨日に引き続き #経営者の条件  6章 意思決定の原則 2 ディシジョン・プロセスの諸原則 1966年版では、247〜248ページより

 いかなる重要な決定についても、我々は、いわゆる<事実>に基づいて決定の条件を定義し、そしてその限界条件を設定することはできない。それは、常に一定の解釈に基づいてなされなければならないものであり、自らの責任において危険を冒すような判断を下すことを意味する。
 誰でも間違った決定を下す可能性はある。実際、誰でもが時には間違った決定を下すであろう。しかし、誰も初めから限界条件を満足させ得ないような決定を下す必要はないのである。

同書 246〜247ページ

限界条件とは?

問題に対する解答が満足させなければならない要件
「その決定が目指さなければならない目標はなにか」
「その決定が達成しなければならない最低限度の目的はなにか」
「その決定が満足させなければならない要件はなにか」
決定も効果的であるためには、その限界条件を満足させなければならない。つまり、決定は、その所期の目的に照らして十分なもので無ければならないのである。

同書、227ページ、240ページ

例えば、メルカリで、欲しかった絶版本を見つけたとき、いくら以下になったら購入するボタンをクリックするか、ということですわ。今日もやっていきましょう。

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#何が受け入れられやすいかではなく何が正しいかを考えなければならない


 やがて妥協が必要になるからこそ、何が受け入れやすいかではなく、何が正しいかを考えなければならない。そもそも、何が正しいかを知らずして、正しい妥協と間違った妥協を見分けることはできない。その結果、間違った妥協をしてしまう。
 私はこのことを、1944年、はじめて大きなコンサルティングの仕事としてGMの組織構造と経営政策についての調査に手をつけたとき、教えられた。会長兼CEOだったスローンはこういった。「何を調べ、何を書き、何を結論とするかはお任せします。ただし、正しいと思うことはそのまま書いてください。反応は気にせず、妥協など考えないでください。妥協できない経営幹部はこの会社にはいません。しかし、何が正しいかを教えてくれなければ、正しい妥協もできません」
 意思決定を行なう者は、この言葉をネオン・サインにして机の前に飾っておくべきである。

(『経営者の条件』)


ACTION POINT

#今直面している意思決定について
#妥協前の結論を書き出してください

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