6月29日 NPOへの反感
おはようございます!
#官僚機構は政府が失敗した分野におけるNPOの成功を認めようとしない 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のACTION POINT
#NPOの活動を支援してください
政府は、社会の問題については無能なことが明らかになった。巨額の予算で失敗を重ねている。対するNPOは、はるかに小額の資金で成果をあげている。
NPOが成果を上げているかどうかはともかく、政府や官僚機構の無能さについては、“お茶の間総理大臣“ “お茶の間政府“ の皆様の方がお詳しいことと存じます。
特に今回の未曾有の事態(ここ10年大きな天災・人災)が続いています。福島原発がメルトダウンを起こした際、政府も学者たちも電力会社も必死で事実を隠蔽しようと努力しました。放射能数値を隠蔽し、国民に真実を隠し、避難し、移動制限をかけました。こうした事態に際して、多くのボランティアが放射能測定器(ガイガーカウンター)を入手し、日々計測値を報告し、Googleマップで表示するサイト「Safecast」が事故後1ヶ月もしないうちに立ち上がりました。
このようなスピードで放射能数値を測定し、公表する仕組みは行政ではあり得ませんでした。テック業界のスターたちがボランティアで集まり科学技術によって社会変革を起こした素晴らしい先進事例と思います。
できないよ、といって嘆いているより、できるよ、と軽々と、世界の才能が集まり、課題を解決していく。なんともアベンジャー的です。
現在、行政関係のプロジェクトを起案しているところですが、ドラッカー先生は、
「知識のなさを逆手にとって問題に挑むべきだ」
と教えておられたという。手軽な解決策に飛びつくな。先入観を持たずに問題に向き合え。問題の本質を見極めよ。いくつかの解決策を考えよ。分析して結論を語れ。右脳思考も使う。
マネジメントに限らず、あらゆる問題について「解決できないのではないか」と心配するには及ばない。知識、経験、専門性などが足りないとしても、それは必ずしも不利には働かない。むしろ、最初はあえて知識のない状態で臨むのが、どのような問題についても最適な解を導く1番の近道だろう。(「ドラッカー先生の授業」109〜110頁より ウィリアム・A・コーン著)
今日もやってきましょう。