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3月9日 Organize for Constant Change 中核たるべきイノベーション

おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言  からスタートします。

本日 #3月9日  

テーマは #Organize_for_Constant_Change (絶え間ない変化のために組織化する)

#中核たるべきイノベーション

そして、本日の金言はこちら↓

#今日の常識が明日の非常識となる

先進国について、おそらく世界全体についても、すでに一つのことが確実である。それは、根本的な変化の続く時代に入ったということである。あらゆる組織が変化のために組織されなければならない。もはや起業家的なイノベーションをマネジメントの枠外ないしはその辺境に位置づけることは許されない。イノベーションこそ、マネジメントの中核に位置づけなければならない。
 そもそも組織の機能は起業家的たるべきものである。それは、知識を仕事、道具、製品、プロセス、さらには知識そのものに適用することである。
 したがって、イノベーションの必要性を最も強調すべきは、技術変化が劇的でない事業においてである。医薬品メーカーでは、製品の四分の三を一〇年ごとに入れ替えられなければ生き残れないことを知っている。
 しかし保険会社では、新商品の開発に自社の成長、さらには存続すらかかっていることを認識している者がどれだけいるか。技術変化が劇的でなく人目を引かない事業ほど、組織が硬直化する危険が大きい。それだけに、意識してイノベーションに力を入れることが必要である。(『現代の経営』『すでに起こった未来』『未来への決断』『明日を支配するもの』)

ACTION POINT 


#あなたやあなたの組織に硬直化の危険はありませんか

#
体系的にイノベーションを行なっていくための方策を考えてください。

本日のテキストは、 4冊もあって、具体的な箇所、というよりも、それぞれの書籍の中から「イノベーション」に触れた部分となるようです。

『現代の経営』(1987年版)では、上巻の49〜51ページ。

『すでに起こった未来』(1992年)では、6章 マネジメントの役割>前提3(118〜120ページ)

『未来への決断』(1995年)では、21章 社会転換の世紀>知識社会における知識(264〜265ページ)

『明日を支配するもの』(1999年)では、第1章 マネジメントの常識が変わる>4 第四の間違い〜技術と市場とニーズはセットである(25〜33ページ)

「現代の経営」は1954年アメリカで、2年後の1956年日本でも翻訳発刊された経営書の古典であり、重要な書籍の1つです。当時からドラッカーはマネジメントはマーケティングとイノベーション(当時は「革新」と訳されていました)と、その重要性を説いています。

 1985年の『イノベーションと起業家精神』でもちろん晩年の『明日を支配するもの』(1999年)、『ネクスト・ソサエティ』(2002年)でも。

シュンペーターが1911年に指摘したように「経済活動の現実は創造的破壊による動的な不均衡」です。

特に、わが国では、絶えず企業が新規事業・新商品開発を行い、どんどん市場に投入されていく中で、市場がトレンドに向かいながら、変わり、「イノベーションが起こった」と誰もが分かるようになるわけです。

ドラッカーによれば、わが国はイノベーションを「才能の閃き」とは捉えず、優秀な若者を集め、体系的にイノベーションをおこなわせて、新事業を開拓させている。イノベーションを技術領域のこと、とは考えず、技術よりも経済に関わることとしている。事業、人口、価値観、科学技術の世界で「すでに起こった変化」を体系的な作業によって見つけ、変化をチャンスと捉える点において、日本企業は優秀であると。

なるほど。自虐に浸っている場合じゃないですね。今日を変えていこう。愛を込めて。



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