また会う日まで!〜岡崎市・和食店・魚信コロナ禍経営奮闘記65
こちらの続きです。
「広報110番」によるメディアPRが功をそうしたようで、2月24日はメーテレ「アップ!」さんにも取り上げていただき、
名古屋をベースにしたテレビ局ではNHKを含む民放テレビ局6局のうち計5局に取り上げられ、そこからYahoo!ニュース、Livedoorニュースなどのネットニュース媒体にも取り上げていただけました。
さらに、新聞も朝日新聞、中日新聞と全国紙と地元紙両方にも載せていただくことができました。
2月11日豆腐店が開店して以来、行列ができる店に変わりました。
ドラッカー博士は
マーケティングの狙いは、販売を無用にすることである。マーケティングの目的は、顧客を深く理解し、製品やサービスが顧客にぴったり合って、おのづから売れるようにすることである
と記しました。まさにそれが、今、実現できています。本当に良かった。これまでの苦労が報われる瞬間です。1年間の経営奮闘もようやく終わりがみえました。
2月末で緊急事態宣言も早期終了となり、コロナ騒動もそろそろ終わりです。昨年3月から七転八倒してきたコロナとの戦いもここで終わります。
ワクチンが配布され、社会的免疫ができ、甲子園も開催され、学校も新年度でつつがなく始まることでしょう。そして、東京五輪も開催へ。一気に好転し、どの企業もV字回復へと向かうことでしょう。ようやく笑顔になれる日々が戻ってきますね。
一方で、コロナでこれまでとは生活様式が変わりました。それは外食とは無縁ではありません。
外食する意味、飲食する意味も変わりました。
自宅で手料理する方々が増え、テイクアウトやデリバリーを頼み、家族で食卓を囲む回数が増えました。嬉しいことも、悲しいことも、家族が一緒、という人も増えました。
そして、ようやく緊急事態宣言による自粛期間もいよいよ終了です。
たった1年のことですが、コロナ前と、このコロナ禍の後で、景色は変わっています。
ユニクロの柳井会長は
「事業の目的にていて正しい定義は一つしかない。すなわち、顧客の創造である」(「現代の経営」)ドラッカー
を引用して、この意味は「自分たちは何をすべきか」から考えて、
洋服屋ならば、質の高い服を作り、青果店なら安くて新鮮な野菜や果物を売る。新聞社であればいい紙面作りを心掛ける。そんなふうに事業を通じて、社会や人に貢献するからこそ、企業はその存在を許されているというのがドラッカーの企業に関する基本的な考え方なんです。(「柳井正 わがドラッカー流経営論」)
と説きます。ユニクロの場合
安く売るという前に「よい商品を作って、あらゆる人に買っていただきたい」というのが、我々の理念の根本です。(同上)
そして、
すでにある需要に対して何かを提供するだけでは、顧客の要望に応えているということにはならない。お客様が潜在的需要として持っているのに、まだ世の中に存在していないものを形にして、「これなんか、いかがでしょう?」と提示してあげることが、ビジネスで付加価値を生むという意味なんです。(同上)
フリースも、ヒートテックもそう考えて生まれてきたそうです。
アフターコロナの時代、これから魚信さんが、どんな新しい価値を商品化して、提供していくのか、私どもも、楽しみです。
最後に、ドラッカー博士の1987年1月に書かれた日本の企業経営者へのメッセージ(「現代の経営」より)を私から魚信さんへ贈る言葉といたしたいと想います。
「目標、目的、そしてビジョンを持たなければならない。特にビジョンを重視する。「目標を高く掲げ、チャレンジ精神を高揚する」。
〜おしまい〜
ここまで連載を楽しんでくださってありがとうございました。また、どこかでお会いできたらと思います。あっそうそう。NOTE読んでね。↓
それでは!ごきげんよう!
#岡崎市 #和食 #釜飯 #魚信 #手作り豆腐 #4代目原田豆冨