ドラゴンズ低迷の原因はなんですか? 7月8日 Identifying Core Competencies 中核的能力の判定
#7月8日
#Identifying_Core_Competencies (コアコンピタンスを明確にする)
#中核的能力の判定
#組織がもつ特別な能力が顧客価値と一致するとき中核的能力が生まれる 。
ACTION POINT
#それが向上しているか 、
#低下しているかを判定してください 。
『明日を支配するもの』(1999年)第4章 情報が仕事を変える>2 組織が必要とする情報>強み情報 138~139ページより
#ドラッカー #365の金言 は、いつもいい気づきを与えてくれますね。
コア・コンピタンス=自らの強み、中核的な卓越力、とは何かを知っておくことが重要。
例えば、今シーズンも低迷する中日ドラゴンズですが、多分首脳陣がコア・コンピタンスを知らないが所以に負け続けています。
ドラゴンズの強みは、強力な投手陣です。防御率はリーグ1位。
そして、弱みは、リーグワースト1の得点力の低い打撃陣です。そして、2021年の最終順位は5位でした。
元々、広いナゴヤドームで試合するドラゴンズはそういうチームです。「打てないから勝てないんだ」という理由で10年以上低迷が続いている、と言われています。
しかし、10年前は、同じように打てなかったのですが、優勝していました。2011年、投手陣リーグ1位、打撃陣リーグ最下位、で、リーグ優勝。監督は、名将落合氏でした。
「打てないんだから、お前ら(投手陣)は、点取られるな!10ゲーム差つけられてても、最後に優勝しているのは俺たちだ」という独特の言い回しで、「監督が言うことは本当になる」と暗示?をかけられていた選手は、最大10ゲーム差あったヤクルトを8月中盤に捕まえて、終盤に逆転。9月下旬落合退任報道が出る中、見事に優勝しました。
2011年のドラゴンズは、コア・コンピタンスは投手陣にあり、と最小得点で相手チームを抑えて、少ないチャンスで得点を取る采配で見事に逆転優勝を成し遂げました。
うちがライバルに勝てるところはどこか。
それは投手陣である、とした落合監督。
打撃陣が打ちまくることは期待せず、ヒットを打たなくても、四球で塁に出てたら得点して、それを盤石の投手陣が0点で抑えて、1−0のロースコアで勝つ、という野球に徹して優勝に導いた采配こそ、今日のテーマにピッタリと感じました。
その後は、豪快なホームランを狙う野球へとシフトしたのですが、出塁数、得点力は上がらず、強みの投手陣も弱体化するなど、迷走となっています。
今季は、貧打そのままで、頼みの投手陣がリーグワーストとボロボロに投壊中。
首位から20ゲーム近く離され、最下位に。(6月30日現在)
今季、うちのチームはどの分野に強みがあるのか、それを見極め、強みで勝負することはスポーツでもビジネスでも同様に思います。
今日を変えていこう。愛を込めて。