6月4日 情報責任
おはようございます。昨日の続きです。
#ドラッカー #365の金言 #6月4日 #情報責任 #自分の情報を必要としているのは誰か 。 #自分は誰の情報を必要としているか 。
このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。
“汝の時間を知れ“ ドラッカー
上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。
編者のマチャレロ教授は
“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“
と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。
著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。
今日のテーマ:情報責任
ACTION POINT :
#必要とする人に必要なときに情報を提供してください 。
#あなたからの情報を必要としている人たちをリストアップしてください 。
#同時に 、あなたが情報を必要としている人たちをリストアップしてください。
今日のテーマ「情報責任」ってなんでしょうね?
Take information responsibility by getting the right information to the right people at the right time. Make a list of whom you depend on for what information and, in turn, who depends on you. 情報責任を果たすために、適切な情報を適切な人に適切なタイミングで提供しましょう。どのような情報を誰に頼っているのか、また、誰があなたに頼っているのかをリストアップしてみましょう。
日本語訳では、テーマからも「情報責任」と記してあるだけで、今一つよくわかりにくい。こういうの、よくあるのだが、わかったような、わかんない言葉ですよね(自分だけか?)。
情報って意味わかる?。。。なんとなくだけど、まあ、わかる。ドラッカーは「情報とはデータに関連性と目的を与えたもの」と述べている。
なるほど。単なるデータは情報じゃないってことね。
データはいくら集めても、そこに意味はない。情報には意図があるんだ。
では「責任」って意味わかる?ん〜まあ、わかるってことにしよう。じゃ、情報責任ってなによ?わからん、みたいなことって少なくないっすか?
なので、原題をみて見る。
Taking Information Responsibility (情報に責任を持つ)
情報に責任を持つ。ところで、責任って持つもの?責任を負うもの?
責任ですが、「取る」のは罪をかぶるという意味、「持つ」のは管理を任されること、「負う」のは義務があること。
だそうです。
責任を負う=義務がある、とは説明としてはわかりにくい表現ですね。
1 立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての責任がある」「責任を果たす」
2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の責任をとる」「責任転嫁」
3 法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。主要なものに民事責任と刑事責任とがある。
では、義務とは?
1 人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。「義務を果たす」⇔権利。
2 倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
3 法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。「納税の義務」⇔権利。
今日の情報責任の責任とは「情報を扱うに際して、立場上負わなくてはならない任務」、という理解でいいような気がします。
ということで、
今日の提言を今一度見ていくと、今の組織は、情報型組織になってます。個々の組織人=知識労働者はそれそれが流通させる情報においてそれぞれの責任を持って管理することが求められている、という理解になろうかと思います。
ファゴットの奏者は、楽譜と指揮者に従って演奏を行なうことによって責任を果たす。病院の医師も、ナースステーションに集められた情報に従って仕事をする。インドの監督官は、文書の往復によってこの責任を果たす。
楽譜、情報、文書という「情報」に込められた意図・目的に従って行動することがそれぞれの任務=仕事に当たるわけですね。
そもそも情報には、発信者の意図・目的が仕込まれているのです。楽譜には、ただ音符が記されているわけではない。いい音楽とはこういうものだ、という作曲者の「意図」が込められていて、この楽譜通りに演奏してほしい、という「意図」も込められている。
だから、情報に従って行動することが求められる、というわけです。つまり、意図の通りに行動してほしい、意図と外れた行動は遠慮してほしい、ということです。
なるほど。気を利かせて、今日もやっていきましょう。
追伸
「どうすれば、今の状況をもっと良くできるか」
これこそ、経営者のあなたが直面している現実的な課題であり、それが解決する日まで、毎日頭から離れることはない問題ではありませんか。
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