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8月3日 Growth 成長の最適点

8月3日 土曜日です。
今日も #ドラッカー #365の金言  でスタートしましょう。

 今日のテキストは、『 #マネジメントー課題 、責任、実践』 60章 成長の管理 1974年版 下巻 649〜670ページ。『 #乱気流時代の経営 』 2章 明日のための経営 3 成長の管理 51〜55ページ。

今日のテーマ:
#Growth
#成長の最適点

今日の金言:
#規模だけ増えて全体の生産性が向上しない成長は汗を流して絞らなければならない

今日のACTION POINT:
#市場地位を確保する上で必要な成長の最低限度を明らかにしてください

 乱気流の時代にあっては、あらゆる企業が成長を管理しなければならない。あらゆる企業が成長戦略を必要とする。
 1950年代と60年代には、あらゆるものが成長しなければならず、しかも成長には限界がないと信じられていた。ところが、1970年代になると成長は永遠に終わったと信ずることが流行りになった。しかし、いずれも間違っている。

#乱気流時代の経営 51ページより

 市場の成長には限界もあるし、タイミングによって縮小もあります。もし市場が成長していれば、これに合わせて成長しなければならないし、縮小期ならば限界的組織に陥らないよう体力を温存しながら、最低限の成長は確保したい。

この話を聞いて、思い出されるのが、伊那食品工業さんの「年輪経営」のお話。かつてダイエットブームで寒天が持て囃されて、注文が殺到、一時的に売り上げが伸びたものの、ブームが終わると一気に需要は激減、急な需要に応えようと設備投資して生産ラインを整えるなど様々な工夫は、ブーム終了後、文字通り負債になってしまったとか。

以来、同社では、ブームに乗らず、焦らず、年輪ができるが如くゆっくり無理せず成長をコントロールしていることで、従業員や仕入れ先さんへの負荷を抑えつつ、じっくり成長に向かう経営を行っている、とのことです。

目先の需要に右往左往することなく、長期的な市場規模などを、一歩引いて、俯瞰して観察することで、自社の市場の広がりはどれほどの速度で進んでいるのか、それは健全な速度なのか、など、一喜一憂することなく、観察することの大切さや急成長期という平時と異なる時期の対策なども記してあったと思います。

「量の拡大」を追い求める組織が少なくありませんが、それよりも「質の拡大」に心を掛けながら、成長に合わせるべきか、それとも、一気呵成に攻めるべきか、といった点においては、それぞれ考え方があると存じます。そんなことも感じながら、1回きりしかないタイミングを逃すことがないようやっていきたいものです。今日も暑いですが、体調にはお気をつけて。良い週末を!

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