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この買収は双方の社員にとってポジティブであるという印象を残さないと辞めていくとドラッカー。 12月17日 Promote Across Lines 企業買収における昇進


#12月17日
#Promote_Across_Lines (境界を越えての昇進)
#企業買収における昇進

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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さて、

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今日のテキストは、『マネジメント・フロンティア』30章 企業買収成功のための5つの原則 1986年版 315ページ、eラーニング教材『戦略的企業買収』

(5)買収した最初の1年間は、買収した側と買収された側の経営管理者を多数、双方の境界を超えて異動させ、大幅に昇進させなければならない。その目的とするところは、双方の経営管理者に対し、買収は彼らにとって大きな機会であることを確信させることにある。
 この原則は、トップ経営陣やその一歩手前の経営管理者だけに適用するものではない。比較的若い経営管理者や専門職に対してこそ、適用すべきである。事業の成否は、これら若い人たちの献身と努力にかかっているからである。買収のため将来に希望を持てなくなるのでは、彼らは辞めていく。しかも彼らは、トップ経営陣よりもはるかに容易に新しい職場を見つけることができる。

同書、315ページ


買収された側は
「彼ら」に対して身構える「われわれ」になる。


 企業買収にかかわる心得をすべて遵守したとしても、買収の多くは失敗する。あるいは、いつになっても期待した成果があがらない。法的には、買収された事業は買収した側の一部となっている。しかし政治的には、買収された側は、「彼ら」に対して身構える「われわれ」になっている。買収した側も、「彼ら」に対する「われわれ」になっている。場合によっては、目に見えないこの鉄のカーテンが消えるのに一世代を要する。
 したがって、買収後数カ月の間に双方の人間を相互に異動させ、かつ昇進させることが重要な意味をもつ。こうしてはじめて、買収が双方の側の一人ひとりにとって機会として理解される。
 大事なことは、買収が機会であることの理解である。このことは、トップ近くの者だけでなく、事業の担い手たる若手のマネジメントやスペシャリストについてもいえる。万一にも買収によって道が塞がれたと感じるならば、彼らは簡単に辞めていく。

(『マネジメント・フロンティア』、eラーニング教材『戦略的企業買収』)

ACTION POINT
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