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5月29日 Raise the Yield of Existing Knowledge 知識の実り
おはようございます。今朝も #ドラッカー #365の金言 からスタートしましょう。
本日 #5月29日
#Raise_the_Yield_of_Existing_Knowledge (既存の知識からの収穫を上げる)
#知識の実り がテーマ。
そして、今日の金言は・・・
#知識の生産性をあげるには結合することを学ばなければならない 。
学んだり教えたりするうえでは、道具に焦点を合わせなければならない。しかし仕事をするうえでは、成果、課題、仕事に焦点を合わせなければならない。
イギリスの偉大な文学者エドワード・モーガン・フォスターは、「結合せよ」とだけ説いた。結合することこそ、偉大な芸術家と偉大な科学者の特性である。彼らの結合能力の水準は天賦のものであって、天才というあの神秘の一部ともいえる。
しかし、結合することによって既存の知識の生産性をあげることは、かなりの程度学ぶことができる。やがては教えることもできる。
結合するには、問題解決の方法論よりも問題定義の方法論が必要である。知識や情報の分析とともに、問題への取り組みに関わる方法論が必要である。
すなわち、「知らざるものの体系化」と呼ぶべきものである。知っていることよりも知らないことのほうがはるかに多いからである。
専門知識への特化が膨大な可能性を与えてくれた。
しかし、まさに知識が特化したからこそ、その潜在的な可能性を具体的な成果へと転化するための方法論、体系、手順が必要とされている。
それらのものがなければ、利用しうる知識のほとんどが生産的とはならない。単なる情報にとどまる。知識の生産性をあげるには、結合することを学ばなければならない。
ACTION POINT
#意思決定にあたっては 、 #問題の定義に時間を割いてください 。
今日のテキストは、『ポスト資本主義社会』(1993年刊)10章 知識ーその経済学と生産性 > 結合せよ > 結合させる能力 317〜318ページ より。
“Only Connect.” とエドワード・モーガン・フォスターは説いた、という。
ドラッカーは、「結合(コネクト)によって知識の生産性を上げることができる」と記している。
ところで、「結合」って日本語表現よりも「コネクト」の方がしっくりきますね。
結合には「問題定義」のための方法論が必要である。
知識と知識がコネクトすると、イノベーションが起こるわけです。これを簡単に表現すると、「とんかつ」と「カレーライス」と2つ食べたい!というイノベーション=「コネクト」が起こって、「カツカレー」が生まれた(笑)。
この場合の「問題定義」とは、「腹が減った」「好物を同時に食べたい」「2種類の料理を別々に頼むほどの空腹具合はない」「カレー1000円、とんかつ1200円と2種類を頼めるほどの2200円もの予算はないけど、1800円くらいまでなら払えるよ」という経済的な問題、といった点になるだろうか。
実際、カツカレーの発祥店「グリルスイス」では・・・
中央区銀座の洋食店「グリルスイス」で1948年(昭和23年)に考案されたと言われている。同店の常連客だったプロ野球選手の千葉茂(読売ジャイアンツ所属)が「別々に食べるのは面倒だから」と注文したことがきっかけ。
「別々に食べるのは面倒」これが問題だったわけだ!!
この問題を解決するための知識というか、知恵=ソリューションが「カツカレー」というわけで、知識の生産性を向上させるには?と大上段に構えて、考えると何もアイデア湧いてこないんですけれど、楽しみながら、やってみたらいいんじゃないか、そんな難しく考えることはないんだろうと思うわけです。
ということで、やっていきましょう。愛を込めて。
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