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5月30日 Rank of Knowledge Workers 知識の優劣
おはようございます。いよいよ今月も30日。
今朝も #ドラッカー #365の金言 から始めましょう。
本日、 #5月30日
#Rank_of_Knowledge_Workers
#知識の優劣
本日の金言は・・・
#いかなる知識も他の知識より上位にあることはない 。
知識労働者は、働く組織があるからこそ働くことができる。彼らは従属的な地位にある。しかし同時に、生産手段としての知識を有する。彼らは自らを、かつての弁護士、教師、聖職者、医師、高級官僚と同類の専門職業人として見る。受けた教育は同じである。しかし、組織があってはじめて所得と機会を得られることや、組織が巨額の投資を行なってはじめて自分の仕事もありうることを認識している。同時に、組織が自分に依存していることも認識している。
いかなる知識も、他の知識より上位にあることはない。知識の位置づけは、それぞれの知識の優位性や劣位性ではなく、共有する目的に対する貢献によって規定される。
(『断絶の時代』『ポスト資本主義社会』)
ACTION POINT
#あなたの知識に最大の貢献を行なわせる方法を考えてください 。
本日のテキストは、『断絶の時代』(1969年刊)13 知識社会の労働者 384ページ、『ポスト資本主義社会』(1993年刊)2章 組織社会 > 組織の特性 > チームとしての組織 110ページ、サービス労働者と知識労働者 122ページ 辺りなのかな?
ナレッジワーカー(知識労働者)は、組織があるからこそ仕事ができる。その点では、彼らは依存的である。
知識労働者と組織社会との関係について、ドラッカーは、1960年代末(『断絶の時代』)から“知識労働者と組織の共生関係“と、1993年の『ポスト資本主義社会』、そして、晩年の『明日を支配するもの』(1999年)177ページでも言及している。
知識労働者は生産手段を所有する。頭の中に仕舞われた知識は持ち運びができ、大きな価値を持つ。まさに生産手段を所有するからこそ、彼らの流動性は高い。もちろん、彼らが特定の組織を必要としないわけではない。彼らのほとんどは、組織と共生関係にある。彼らと組織はお互いを必要とする。だが彼らは、近代工業における肉体労働者のように、仕事が彼らを必要とする以上に、彼らが仕事を必要とすると片付けることのできない存在である。
ナレッジワーカー(知識労働者)と組織は、共生関係であるからこそ、あらゆる人間が、自らの目標、貢献、行動について責任を負う。
知識組織においては、あらゆる人間が、自らの目標、貢献、行動について責任を負う。ということは、組織の中の人間は全て、自らの目標と貢献について徹底的に考え、責任を負わなければならない。こうして組織には「部下」など存在せず、「同僚」が存在するだけとなる。
知識組織においては、あらゆる人間が、成果から目標へのフィードバックによって、自らの仕事を管理することができなければならない。
組織の内部のみならず、専門家として関わるコンサルタントや派遣スタッフなど、あらゆる人間が「組織と組織の目的に対して、現在自分にできる最大の貢献は何か」について問い続けなければならない。
知識組織においては、全員が責任ある意思決定者として行動する。全員が自らを「経営幹部」と見る。
“凄腕マーケッター“である取締役が某所で失言し、顧問先を全て失うという“事件“がありました。すなわち、彼は知識労働者(この場合、役員)としての自らの責任について徹底的に考える責任を負っていたからです。
現在の組織は、かつての指示命令型の組織ではなく、誰もが自分の仕事を「知って」おり、知っているからこそ、自らの判断、決定によって、仕事を進める権限=責任を有しています。
そして、個人は、責任を負わされることによって、責任ある人間として行動します。そういう「責任型組織」となっています。
もちろん、現場のスタッフだけに権限=責任を背負わせて、上司は「部下がやったことだから」と己を保身し、免罪となる、という組織は、単なる「無責任組織」であり、ブラック組織です。
全員を「貢献者」にすることである。
組織は、外部スタッフ・正社員かかわらず、全ての構成員の個々人に権限を与え、裁量権を与え、責任を与え、貢献できるようにする方向へと進めていける組織とそうでない組織とに分かれつつあるように感じます。
あなたの組織は如何でしょうか。そして、あなたの仕事は如何でしょうか?今日も一歩ずつやっていきましょう。愛を込めて。
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