心コロコロ。 7月19日 Changes in Perception 認識の変化

本日の #ドラッカー365の金言  テキストは、『 #イノベーションと起業家精神 』第8章 源泉=認識の変化(1985年版 165〜168ページ)より。

#7月19日  金曜日になりました。早いもので、もう7月も10日余りです。今月もいいゴールとなるようもうひと踏ん張りですね。色々と心配事が起こると、パフォーマンスが落ちるものです。ご機嫌でいきたいものです。

今日のテーマ:
#Changes_in_Perception
#認識の変化

今日の金言:
#世の中の認識が変わるときイノベーションの機会が生まれる

今日のACTION POINT:
#あなたの産業に影響を与えそうな認識の変化を考えてください
#その変化を利用することを検討してください

コップに半分入っているのと半分空であるのとでは、量的に同じである。
だが、意味は異なる。
とるべき行動も異なる。
世の中の認識が、
半分入っている、から、
半分空であるに変わるとき、
イノベーションの機会が生まれる。

半分空である→足りない、どうしよう?と認識が変わった時に、需要が生まれ、その需要を埋めるためイノベーションの機会が生まれるとドラッカー。

名門校には、入学希望者が多いから受験対策として家庭教師や塾、入試対策テキストやビデオなどの受験産業が生まれたわけで、これがAO入試で誰でも入れて、入試がなくなり、需要は満たされる、となれば、受験産業は商売上がったりとなるのです。

今、盛んに「より高給を得るには、他にはない能力をつけよう」と煽っています。確かに、英語が話せる方が日本語が話せるだけよりも高給の仕事に就けるから皆英語を学ぶわけですし、英語もできて、さらにAIプログラミングのPythonができる、とか、ドイツ語もできる、となれば、そういう人材は稀。しかも、需要も高いならば、より高給職に就ける可能性が高くなります。

でも、需要、という外部要因を忘れています。たとえ美味しいキャベツが造れるとしても、それを欲する買い手がいなければ、在庫になり、場合によっては廃棄せざるを得ない、という事態にもなるわけです。

たとえば、お守り。
どの神社仏閣でも扱われているお守りです。
ただ並べているだけでは売り切れる、ということは起こりません。
しかし、「WBC2023で日本代表選手たちが身につけて優勝した、縁起の良いお守りです」と報道されたら、大きな需要が生まれ、その直後から完売が続く大ヒットとなりました。

基本、好きx能力x需要の3要素が重なると、ヒットする、と言われます。しかし、需要は、人の心、市場心理ですから、コロコロ移動します。ですから、いつ来るか、わかりません。来ないかもしれない。コントロールできるものではありません。なので、いつ来ても良いように、好きと能力を磨いておけ、と先人は伝えています。腕を磨くことが大切と思います。

良い週末を!


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