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消費者を騙すような「ステルス値上げ」より富の創造に力を注げ、とドラッカー。 12月5日 Price-Led Costing 価格主導型コスト管理


#12月5日  
#Price -Led_Costing
#価格主導型コスト管理

おはようございます。12月第1週始まりですね。

このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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さて、

こちらでは、地に足をつけた、私の体験や学びから得た
実践マーケティング記事を1日1本以上をご紹介しています。(ちょっと今月に入って遅れててすんません、今日から復帰します!!)

データを元に、具体的な解決案を記した回は特に人気です。読者の方からのリクエストにも答えています。最近は、特に、感性の高い優れた女性経営者の方、癒しビジネスに携わる女性マーケッターの方々からご愛読頂いています。「こういうのが知りたかった」という声も頂戴し、励みになっています。よかったらぜひお読みください。毎週木曜日にはFBにて読者との交流会も行なってますので、この機会にぜひご購読ください。

今日もあなたが良くなりますように。

今日のテキストも昨日同様、1999年初版の『 #明日を支配するもの 』第4章 情報が仕事を変える 2 組織が必要とする情報 131〜135ページより、eラーニング教材『データ通から情報通へ』より。

価格主導型コスト管理、とは、

顧客が進んで支払う価格を設定し、商品の設計段階から許容されるコストを明らかにしている。(中略)今や、価格主導のコスト設計の方が一般化しつつある。(中略)今日では、ウォルマートをはじめ、日本、アメリカ、ヨーロッパのスーパーマーケットはすべて、価格主導のコスト管理を行なっている。クライスラーの新型車やGMのサターンが成功したのも、これによっていた。

同書、133ページより

 最近、外側に比べて中身が少ない、具材が後方いっぱいまで入ってない!と批判の多い、ポテトチップだったり、コンビニのサンドイッチなどですが、

https://youtu.be/2KJUTw9qPVA より

消費者が払える価格から逆算して、インフレ基調の原材料費の中で、商品提供するには内容量を減らすしかない、というスタグフレーション市場の日本の価格帯に適応させた、この「価格主導型のコスト管理」方式によるものでしょう。

これに対して、ドラッカーは、次のような批判もしている。

企業が収入を得るのは、コストの管理ではなく、富の創造によってである。この当たり前のことが、これまでの会計には反映されていない。

同書、135ページ

“The problem is not with technology. It is with mentality.“( #問題は技術ではない#ものの考え方 =メンタルである。)


「企業は事業清算のために経営しているのではない。事業体として、富を創造するために経営しているのだ」(同書、135ページ)というドラッカーの言葉はなんと力強いことか。



 経済連鎖全体のコスト管理は、コスト主導型の価格設定から価格主導型のコスト管理への移行にともなう必然である。
 欧米の企業のほとんどが、コストからスタートし、それに利益幅を乗せて価格を決めるというコスト主導型の価格設定を行なってきた。これに対し価格主導型のコスト管理では、顧客が進んで支払う価格を設定し、商品の設計段階からアフターサービスにいたるまでの許容されるコストを明らかにする。この顧客が進んで支払う価格についての情報を用意するものがマーケティングである。
 価格を所与として、多分野の専門家からなるチームがコスト分析を行なう、資本のコストとリスクをカバーするためのコストが利益として差し引かれ、許容されるコストの上限が示される。その後は製品の機能とコストとのトレードオフが行なわれていく。

(『明日を支配するもの』、eラーニング教材『データ通から情報通へ』

ACTION POINT
#あなたの組織ではコスト主導型の価格設定を行なっていますか
#それとも価格主導型のコスト管理を行なっていますか
#顧客価値の創造と価格主導型のコスト管理につとめてください

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