12月17日 Promote Across Lines 企業買収における昇進
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 から人生と経営を深めて参りましょう。
本日 #12月17日 テーマは #Promote_Across_Lines
#買収された側は 「彼ら」に対して身構える「われわれ」になる。
企業買収にかかわる心得をすべて遵守したとしても、買収の多くは失敗する。あるいは、いつになっても期待した成果があがらない。法的には、買収された事業は買収した側の一部となっている。しかし政治的には、買収された側は、「彼ら」に対して身構える「われわれ」になっている。買収した側も、「彼ら」に対する「われわれ」になっている。場合によっては、目に見えないこの鉄のカーテンが消えるのに一世代を要する。
したがって、買収後数カ月の間に双方の人間を相互に異動させ、かつ昇進させることが重要な意味をもつ。こうしてはじめて、買収が双方の側の一人ひとりにとって機会として理解される。
大事なことは、買収が機会であることの理解である。このことは、トップ近くの者だけでなく、事業の担い手たる若手のマネジメントやスペシャリストについてもいえる。万一にも買収によって道が塞がれたと感じるならば、彼らは簡単に辞めていく。(『マネジメント・フロンティア』315ページより、eラーニング教材『戦略的企業買収』)
ACTION POINT
企業買収には昇進を多用してください。
聞いた話であるが、合併を繰り返した金融機関は、元々の出身銀行によって出世・昇進のタイミングが差別された、とか。社内で派閥を温存したままにしていれば、そりゃ一体感を持って、スピード感を持って日々の業務を遂行することなどできなくなる。何度もシステムが停止する不祥事が起こるのも、そうした「社風」「組織風土」に大元の原因があるからではないでしょうか。
早いタイミングで、同一のビジョン達成に向けて歩むチームになることが大事。
今日を変えていこう。愛を込めて。
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