2月21日 Failure of Central Planning 中央司令型経済の失敗
お早うございます。今日も #ドラッカー #365の金言 より人生と経営を深めて参りましょう。
本日、#2月21日
テーマは #Failure_of_Central_Planning (中央計画の失敗)
そして、今日の金言は、
#中央の計画によって経済を動かす社会はすべて滅びる 。
技術の発展はマネジメントの領域を拡大する。今日では、一般社員とされている人たちの多くがマネジメントの仕事を行なわなければならない。あらゆるレベルにおいて、責任、能力、ビジョン、リスク選択、経済知識、マネジメント手法、人のマネジメント、意思決定能力に対する要求が増大していく。
新技術は最大限の分権化を要求する。中央の計画によって経済を運営すべく、自立した企業の自由なマネジメントを避ける社会はすべて滅びる。責任と決定の権限をトップに集中する企業も同じ運命をたどる。
環境変化に対応できない小さな中枢神経によって、巨大な体をコントロールしようとした恐竜と同じように滅びる。(『現代の経営』)
ACTION POINT
#彼らに学習の機会と責任を与え 、 #加えて失敗の余地を与えてください 。
今日のテーマは、名著と言われ、1950年代から経営者が読みまくったベストセラー「現代の経営」より。
具体的には、手元の1987年版だと、上巻>第3章 新時代の経営者>2 オートメーションの現実(28ページ)より。
新しい技術の時代には、中央計画によって経済を運営すると、どんな社会も惨めに滅びてしまうだろう。
1956年に発刊された本書では、ドラッカーは、中小企業より大企業重視の姿勢のように感じされる。だからこそ企業経営も、経営者だけ、トップ1人だけ、で運営する時代では無い、ということなのだが、本書で言えば、「オートメーション」が個人事業者・起業家レベルまで実施できる点まで進化しているのが、この2022年の現在です。
ですから、自分としては別の考えを持ち始めています。
IT技術が進化したことで、個人でも十分企業と競争し、そして、勝つこともできる環境が整い始めているからです。
これまでは、ある程度の規模ある企業でなければ利用できなかったサービスなどがどんどん起業家ベースでも利用できるようになって来ました。
例えば、税理士事務所を利用しなければならなかった時代から、freee等のオンライン税務サービスを利用することで、税務サービスも助言も受けられます。また、広告宣伝も今やSNSが中心になっています。amazonのクラウドを利用すれば在庫管理やデータ管理も起業家屋個人事業主でも廉価で利用できるのです。
ですから、企業から独立開業したプロフェッショナルが、これまでなら「下請け」という形でしたが、対等なパートナーシップとして大企業の業務を担っているケースが増えています。
こうなると、組織の中で、能力ある個人が自分が提供できるプロフェッショナル・スキルを提供するスタイルよりも、組織外に出て、プロフェッショナル・スキルを提供するスタイルであることに、デメリットは無い時代が到来しています。
何よりも、ドラッカー自身、組織に属することなく、執筆家として、大学教授として、そして、経営コンサルタントとして、秘書すらつけることなく活動してきたことからもわかることです。
ということで、現在、多くの人たちが苦境の中にある一方で、コロナ禍で、自粛を強いられる中で、実は、誰もが気軽に活躍できる時代が到来していることに気づいてほしいと思います。
今日を変えていこう。愛を込めて。
こちらもよろしくです。